September 30, 2012

新・秘密基地にミニ・ドライブインシアター(?)完成

 非常に長い期間での遠大な計画でしたので、実現する可能性はかなり低かったのですが、なんとか新・秘密基地にミニシアターを作り、計画はほぼ実現しました。

 
 また、リスニングチェアーは、クルマのシートを模したものなので、さながらドライブインシアターのようです。

 

 

 

 
■ シアターの構成

 
 映像機器は、プロジェクターでエイサーさんの H9500BD です。DLP 方式なので、カラーバースト(通称レインボー)が出まくります。まばたきしても画像の輪郭部分に見えたり、白い靴を履いて歩いている人の映像でも靴にしっかりとレインボーが出ます。しかし、10分も映像を見ていると目が慣れるのか、ほとんど分からなくなります。

 
 スペースの関係で74インチのスクリーンに投影しています。当初、55インチの液晶TVと迷ったのですが、プロジェクターは約1000時間で4万円以上するランプを交換しなければいけないという大きなハンデがあり自分のポリシーの初期投資はしてもランニングコストは掛けないということに反しますが、大きい画面の魅力に勝てずプロジェクターを選びました。

 
 また、設置は天井からの吊り下をしたかったのですが、スクリーンとの距離が取れないため、台形補正やシフト(僅かですがシフトで設置位置対応が出来ます)では補正しきれないと判断し、あまり使用頻度が多くない Gitzo の中型三脚に 38cm ウーハー用の箱を作った時の丸い端材をステージとした移動式設置台としました(使用後片付けることが出来ます)。

 


三脚に載せたプロジェクター

 

 
 
 オーディオ機器は、SONY さんの STR-DH530 です。7.1ch 対応で2万円代前半というとんでもないコストパフォーマンスです。

 
 ブルーレイの再生装置はPS3です。これはネットの DLNA に対応しているので、新・秘密基地のピュアオーディオでの音源に使っているノートPCの Foober2000 に DNLA サーバー機能を追加しているためプレイリストの音源が全て再生出来ます。PS3 のハイレゾ音源への対応は、ファイル形式がかなり制限されるため、現在持っているハイレゾ音源を直接 PS3 に外付け HDD でつなげても再生出来ませんが、DLNA で再生すると Foober2000 側で形式変換して送ってくれるので再生が出来るようになります。しかし、新・秘密基地は無線LANの接続状況が最悪なので、日によって通信状態が悪いと再生音が途切れ途切れになってしまいます (^^;

 

 

 
 スピーカーは沢山あるので、メインは B&W PM1、リヤがダイヤトーン DS-A5 改、サラウンドバックが Spendor S3/5(上の写真の左端にかすかに写っています)、センターSPに自作の Vifa 10cm を使った 2Way です。しかし、サブウーハーは手持ちの超小型自作箱入り 38cm は設置場所が確保できず、また 30Hz あたりは出ないでの止む無く Fostex さんの CW200A(GB) を新規購入しました。

 

 
 以上で、映画はBDが対応していれば 7.1ch で再生出来るようになりました。

 

 

■ ピュアオーディオ

 
 新・秘密基地のピュアの方は、TANNOY IIILZ にほぼ決まりです。シアターの方でサプウーハーが設置出来なかったため、ヤケクソで 38cm サブウーハーを2台重ねてしまいました。しかし、これは大正解で昔から感じていましたが、サブウーハーは 70 ~ 809Hz 以上をカットしていますがそこからはどうしても中低域が漏れるので中央にサブウーハーを設置すると定位が非常に良くなります。今回2台を縦に重ねたため、センターの音源位置が高くなり音像感がさらに良くなりました。

 
 下の写真では2台のウーハーを少しずつ反対方向へ傾けていますが、これはあまり良くなく2台ともを真っ直ぐにリスナー方向に向けるのが良いことが分かりました。

 


センターのウーハーは現在はピッタリと重ねて同じ方向に向けています。

 
 シアターから振り向けばピュアオーディオとなります。

 
 超高音用の PT-R7A 互換品は、表面の保護と僅かに音が強かったのを弱めるため、ティッシュで前面を覆いました。なお、写真のサブウーハーは、下がガウスで上が JBL 136A です。TANNOY IIILZ は JBL うやガウスと音の相性はほぼ最高クラスだと思います。

 

 

 

■ シアターでの再生

 
 音楽は 5.1ch ハイレゾ配信の音源(PS3は 5.1ch 対応の mp4 が再生できるようです)や、BS録画の映像が見られます。

 


ロンドンフィルの 5.1ch です

 


BSから録画してBDに焼いた上原ひろみさんの 2011年 東京ジャスフェスティバルです

 

 
 上の写真の左下にかすかにハンドルが写っているのが見えますでしょうか。ハンドルの後ろはクルマのシートも模したプレイシートです。本当はレカロのシートが欲しかったのですが、ステアリングホイールとペダル(ハンコン・・ほんとならステコンと呼ぶのでしょうが・・・)を付けるのが大変なのと結構お高いので、簡易的なシートです。

 

 再生装置がPS3なので、GT5やフライトシミュレーターを買いました(PS3用のフライトスティックもです)。

 
 ゲーマーの方から、「今頃GT5ですか・・・」、と声が聴こえそうですが、いつも出遅れるのでこれで良いのです (^^;

 
 今、新・秘密基地はおそらく一昔前のゲーセン(いったことがありませんが・・・)と同じだと思います。GT5でもほとんど実車と同じ様な視界で、ステアリングやアクセルペダルの感覚もフォースフィードバックでかなりリアルです。ただし、Gが視覚からしかないので、発進減速でのGや高速バンクを走ると路面が傾く(実際にバンクを走るとGが路面方向に掛かるので、路面は水平に見え実際は平らなバンク内側の平地が傾いて見える)などまだちょっとの部分がありますが、車体側面から壁へ激突すると横Gがシートから伝わって来る(フォース発生部分のハンドルとシートは太い鉄パイプでつながっているため)ので、これはかなりリアル体感できます(あまり体感したくないですが・・・)。

 

 

 

■ おまけ

 
 PS3の Cell コアのグラフィック処理が良いことはPS3発売当時から認識していましたので、GT5の画像は現在も十分に高画質です。また、ゲーム内で写真撮影も出来るので、リアルのレースの写真は撮りに行きたくても諸般の理由でムリですが(数十年前に2回だけ撮影に行きましたが・・・)、ゲーム内ではバーチャルでかなり本格的な写真撮影が可能です(14mm ~ 500mm までのレンズが使え f1.0 から f45 まで設定できるなど)。これは写真を撮るだけでもハマってしまいます。なお、将来レンズの2線ボケ傾向がプラナーのようなボケになるともっと良いのですが・・・ (^^;

 

 
 自分で運転して、記録したビデオを再生してスチル撮影が出来ます。

 


コースから外れ土ボコリが・・・ (^^;

 

 


撮影した元素材をフォトショップで少し加工

 

 

 

 
 今回、GT5での写真撮影が予想以上に面白いことが分かりました。ただし、画面サイズをx2モードの 4K2K サイズで描き出す(サイズは選んだ縦横レシオで変わります)のに5分以上待つので、気に入ったシーンを探し、撮影ポイント(コース上で歩いて行けない場所は撮影ポイントに出来ない)を探し、ピント合わせ(一応AFです)、露出補正、ボケのための絞り、ブレを出すシャッタ-速度設定(低速シャターで流し撮りのようになります)など決めて撮影するとリアルと同じ時間がかかり、撮影だけでもとんでもなく時間がかかります。しかし、写真が好きな自分としては、本当に面白いです。なお、4k2k モードは通常のサイズ 2k1k よりレンダリング自体が細密になりますが、一部の車体細部にモデリングだと分かる部分が出てくることがありました(例えばフロントのエアロフィン部分など)。

 
 なんだか、映画のマトリックスの世界に近づいているようです・・・(^^;


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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August 26, 2012

増殖する Speaker 3(特性の測定とオーディオラックの製作)

■ スピーカー特性の測定

 
 今まで、iPhone と iPhone 用外付けマイクを使った簡易測定でしたが、新・秘密基地にマイクとマイク用アンプやケーブルなどを運び込んだのでスピーカーの周波数特性(f特)が測定できるようになりました。

 
 という訳で、早速先日作ったタンノイ IIILZ +スーパーツイーターをリスニングポジションで測定することにしました。なお、処理するPCソフトとマイクの関係で高音側は 20kHz 程度までしか測定出来ないことと、部屋の低周波ノイズのため 50Hz 以下は精度が落ちています。また、12kHz 付近に大きいノイズとその他にも小さなノイズ(エアコンから?)がありますが、測定には影響はないと考えています。また、200 から 300Hz におそらく部屋固有と思われる鋭い凹みがあります。

 
 タンノイ IIILZ +スーパーツイーターの結果は、下の図のように 2kHz 付近が大きく凹んだあまりパッとしない特性でした。


TANNOY IIILZ + PT-R7A 互換品

 

 
 これは、低音用の回路(ローパスフィルター)が効きすぎている状況だと考えました。ツイーター側はあまり大きな口径ではないので、今回のクロスオーバー 1.2kHz より下げて使いたくないため、この凹みはウーハー側で対策することにしました。

 
 方法としては、前回せっかく回路を再修正しましたが、それらを無いこととするため回路をバイパスするコードを追加しローパスフィルターをパスして 25cm ウーハーの高音を切らないことにしました。

 


ウーハーのローパス回路を省いたもの

 

 
 特性はかなり改善され、音も良くなったように感じます。 500Hz から 1kHz あたりの中音域が盛り上がったようになったので分解の良い音に聴こえるようです。

 
 なお、特性を見ると回路を加工して再設置した際、前回測定したスピーカーの左右が逆になったようです。古いユニットなので聴いた感じでは全く分かりませんが、少し特性に差が有るようです。

 
 TANNOY IIILZ は特性が少々暴れていますが、音の反応が非常に良く JBL のような音がします。JBL の 4inch ダイヤフラムのホーンなどと比べると実体感などは明らかに劣りますが、2(1.75)inch ダイヤフラムのホーンとなら結構いい勝負をしそうです。

 

 
 せっかく特性が取れるようになったので、DS-A5(改)と B&W PM1 の特性も IIILZ と置き替えて測定してみました。

 
 DS-A5 は、ウーハーを焼いてしまい無理やり代替えウーハーに交換して DS-A5(改)とし、さらにツイーターの弱音装置兼ディフューザー(使わなくなったデーターCDを利用しています)を取り付けていますが、当初はCDの端がウーハーのフレームに乗っかってしまっていたので、その部分をニッパでカットし、見栄えを少し改善しています。

 
 なお、DS-A5 は、写真ではオーディオラックの上に乗っていますが、実際のそれぞれの特性測定は、周囲には他のスピーカーを置かず、全て同じスピーカースタンドに乗せて同じ向きにして測定しています。

 


IIILZ と DS-A5(改)

 
 DS-A5(改)のf特はかなり綺麗です。

 


DS-A5(改)

 

 
 B&W の PM1 は DS-A5 をダメにしてしまったので、自作スピーカーばかり聴いていてとんでもない音なっているのに気付かずにそれに慣れてしまうといけないので、耳をリセットするためのリファレンス用です。ウーハーは小径の 13cm(DS-A5 とほぼ同じ)で回路はシンプルな -6dB/oct です。小口径ながら 100Hz 以下の低音が十分で量感が良く出ます。なお、50Hz 以下の重低音は DS-A5(改)よりも出ない感じです(今回測定したf特では差がないように見えますが測定精度の低い部分のためと思われます)。

 
 なお、PM1 の写真は、以前に撮影したもので、特性測定時は、IIILZ、DS-A5(改)と同じ条件(オーディオラックが有る状態)で同じ向きで行っています。

 


B&W PM1

 
 f特は -6db/oct だということを表しているかのようにウーハーとツイーターのつなぎ目がハッキリ分かります(公称クロスオーバー値は 4kHz です)。

 

 
 PM1 の音はとても美しく、特にクラシックの編成の大きいオーケストラがとても良く聴こえます。その他の音源も全てがとても美しい音で再生されます。

 
 今回測定したf特を比較すると、f特のフラットさと音の聴こえの良さにはあまり関係がないということが良く分かります。


 

 

 
■ オーディオラックの製作

 
 新・秘密基地は狭いにも関わらず、プリアンプ・パワーアンプ・音源用のノートPCを床に直置きして場所を取っていたので、上に重ねることにしました。

 
 パワーアンプとプリアンプはあまり近づけない方が良いようで、確か大昔に読んだ YAMAHA の説明書にパワーアンプはプリアンプから 20cm 以上離すようにと書いてあったような気がします(うろ覚えです)。

 
 ということですが、上に 20cm 空けるのはスペースがあまりにもったいないので、そこそこ広くという程度で作りました。ラックなどで音が変わると言われますが、それは単純にラックの板が鳴ったり空間での共鳴のためだと想像しているので、21mm のシナ合板を使い、共鳴空間が出来にくいように背の高い側板には大きな穴を明けています(上の IIILZ と DS-A5(改)の写真をご参照ください)。

 


まるでスピーカーBOX用の素材のようです

 
 


設置したところです。

 
 ラックは下向きコの字型にクギと接着剤で固定していますが、1段ごとに独立しています。このため、2段目は下向きコの字をただ乗せて重ねているだけです。

 
 これは、予定通りの作業でした。側板の固定のクギ打ちでクギが曲がって入ると側板を押し出してしまい固定位置が狂うので、少し慎重に作業したのですが、結局少し曲がっています。まぁ、いつもの荒くれ作業なのでこんな調子です (^^;

 

 

 

 
■ まとめ

 
 今回のf特測定では、なんと DS-A5(改)がもっとも綺麗なグラフになりました。しかし、グラフの綺麗さと音の良さは比例しないので、それぞれのスピーカーがそれぞれの特長を持ってそれぞれの音で鳴っているということが良く分かりました。

 
 オーディオラックは無難に完成し予定どおりでした。

 

 

 

■ おまけ

 
 今回比較した3つのスピーカーは、ジャズなら圧倒的に TANNOY IIILZ、クラシックの大編成のオーケストラなら圧倒的に PM1、他では聴こえない重低音が何となく聴こえ、POPS が気楽に聴けるのが DS-A5(改)、という感じですが、f特では当然これらの違いは全く分かりません。しかし、IIILZ のf特の大きな凹みが分かり改善出来たのでf特測定はその意味では有効な測定であったことを再認識しました。

 
 IIILZ は弦楽器が良いと言われますが、今回作ったBOXとの関係なのか少し一般的に言われている鳴り方とは違うようです。しかし、モニターゴールドという名前の通りモニタースピーカーとして音の分解や定位など素晴らしくオーケストラでトランペットが2人(もしかしたら3人)が横に並んで吹いているのが分かるようでこれはこれで凄いことです。音源によってはオーケストラの弦楽器の合奏で何かザラザラするような音の重なりも聴こえ、コンサートホールの前列で聴いているような感じにもなります。

 
 IIILZ はBOXやネットワークも模索しながらの作製ということもありネットワーク回路は紆余曲折しましたが、とりあえず回路はこれでまたしばらく様子を見ようと思います。

 
 ただし、IIILZ は女性のボーカルが音源によっては音量を上げた時に中音が少し響くことがあり(f特を見ながら音楽再生してみると 700 から 800Hz 付近が少し強い)、どこかで何かが共振しているみたいです。箱鳴りが一番怪しいとにらんでいますが、この対策も今後考えて行きたいと思います。

 
 しかし、音楽を楽しく聴かせてくれるという意味では IIILZ は完全にクセになる音で、このところ IIILZ ばかりで聴いています。 BOXが大きく、他のスピーカーに入れ換えた時、置き場に困るということもあるのですが・・・ (^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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August 05, 2012

増殖する Speaker 2(夏休みではないけれど工作もどき)

 先週、タンノイ IIILZ を使ったBOXとネットワークを作り音出しをしましたが、その後、少し混乱がありました。

 
 ネットワークの低音側のコンデンサー位置が間違っていることが分かり修正したのですが、その修正が実は間違っていたというダブルのミスをしてしまいました。

 
 ネットワークのコンデンサー位置は普通はコイルの先、スピーカーユニット側に入れることが正解だったのですが、それを間違ってBOX端子側に入れていたことに気付いたからです。回路のシミュレーションソフト LTspaice で特性をシミュレーションすると確かに端子側に入れた方が良いことが分かりました(実はこのシミュレーションを実際には入れている補正回路を省いたことが間違いの元だったのですが・・・)。

 
 という訳で、コンデンサーの端子をカットし、バイパス線をつなぎ正しい(ハズの)配線に修正しました。

 
 しかし、これで再生したところ、低音が出ず、また中音でエコーのような強調感が強くでてしまいました。かなりひどいです。一晩鳴らしてエージングしてみましたが、とても最初のような魅力的な音にはなりません。

 
 と言う訳で、あまりにおかしいので再度 LTspaice で今度は本来入っている補正回路を加えて再度シミュレーションをしてみたところ、下の図(LTspice の図をトレースし dB 幅を合わせて重ねています)のように、実線が先週作った間違いだと思っていた特性で、破線が今回正しいと思い込んで修正した特性でした。なお、カットするポイント(-3dB 点)は 1.2kHz です。

 


図:実線 = コンデンサー・端子側、破線 = コンデンサー・ユニット側(Y軸:音圧、X軸:周波数)

 
 補正回路が入っていると、最初に間違ったと思っていた方が実は正解だったことが分かりました。なお、スピーカーの特性は周波数で変わるので(周波数が高くなると抵抗値が高くなる)念のためスピーカーのインピーダンスを8オームに加えて16オームでも計算したところ同様でしたので、また聴感上の感覚と破線の特性が似ているため、シミュレーションでの結果がフラットになった、コンデンサーをコイルよりBOX端子側に入れる方が正解だったようです。

 
 という訳で、再度の修正です。

 
 この修正を行ったところ、無事先週の音に戻りました。このようなことをすると、元の音に戻らず困惑してしまうことが往々にしてあるのですが、今回は素直に元に戻ってくれたので一安心です。

 

 

 
 こんなドタバタがありましたが、落ち着いて聴いていると IIILZ のホーンツイーターに少しクセがあることが分かってきました。あくまで聴感上ですが、ホーンツイーターの高域特性があまり伸びていないようで、アテネーターで少し高域を強めると中高域が張り出しすぎ、弱めると高域が不足する感じです。クラシックなどでの再生ではほとんど分からないのですが、JPOPS などで高域の不足が気になるようになってしまいました。

 
 ということで、メインのシステムに組み込もうと思い、しかし、音圧が不足して使えずお蔵入りとなっていたパイオニアさんのスーパーツイーター PT-R7A 互換品の出番です。

 


PT-R7A 互換品を乗せたところ

 
 スピーカーのコードはバナナ端子で接続しているので、スピーカー端子ネジ止め部分にコードを追加しスーパーツイーターへ持って行きました。ハイパスは 0.47uF のコンデンサーで低域をカットしました(下の写真)。

 


コンデンサー追加の方法に迷いましたが、スピーカー用端子を分解して使いました。

 
 最初 1uF のコンデンサーを付けてみたのですが少々音が強かったので、0.47uF にしました。いずれもたまたま手持ちの部品であったのですが、1uF と 0.47uF の中間(0.67uF など)が無かったのですが、0.47uF でかなり良いのでしばらくこれで様子を見たいと思います。また、場合によってはアッテネーターが必要かと思ったのですが、私の耳にはちょうど良かったです。高域が良く聴こえる人や迷犬タルト号には少し超高域がうるさいかも知れませんね (^^;

 

 

 

 

 
 さて、今回の回路が正解だったので、以前作った Vifa の密閉スピーカーの回路は今回同様に補正回路が入っているので、接続が間違っているということになりました。ただ、クロスオーバー周波数が 4kHz と高いのであまり差が出ないことが分かっていますが、一応背面板が外せるようになっているのでついでに修正を実施しました。

 


写真ではすごく分かりにくいですが、銀色のウーハーすぐ後ろのコイルに隣接したコンデンサーに銅線でバイパスを付けて接続位置を修正しました。

 
 こちらは、一台のみバスレフに改造しています。低音をスタッカードにして締りの好い音と低音の伸びを期待しています。そもそもサブウーハー必須でのシステムですが、別に低音が出るなら出るにこしたことはありません。

 
 こちらの結果は、まぁ、やらないよりは良かった、という程度で IIILZ のような大きな違いはありませんでした。

 

 

 
 今回、シミュレーションをやるなら、回路は実際と忠実にしないといけない(手を抜いてはいけない)
ということを学びました (^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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July 29, 2012

増殖する Speaker(夏休みではないけれど工作もどき)

 遠い遠い昔、40年近く前の渋谷のヤマハは、オーディオコーナーがありオーディオ機器を販売していました。そのコーナーが閉鎖になるということで在庫放出セールがありました。

 
 当時学生で、当時新品は8万円程度(だったと記憶していますが・・・)なのでとても買えずあきらめていたスピーカーが、在庫品販売ということで4万5千円程度で販売されることになりました。それが、タンノイ IIILZ でした。当時すでに不人気機種だったので売れてしまうことはないと思い込み、時間がとれたセール2日目の開店時間に何とかかき集めたお金を持って出かけました。

 
 結果は、見事撃沈でした。

 
 当時、長岡鉄男氏の最初代位のバックロードホーンスピーカーを自作し、フォスター20cmフルレンジとヤマハの 0506 ホーンツイーターで聴いていたのですが、定位が抜群によく、細かい音まで良く聴こえ素晴らしい音なのですが、音楽性に乏しいような気がして海外の名スピーカーを自分のシステムとして聴いてみたいと思っていたころの出来事でした。

 
 タンノイを買い損なったことが、その後 JBL で自作スピーカーの道を進むことになったと言って良いと思うのですが、IIILZ へのあこがれは心の中へトゲが刺さったように残り今に至ります。

 
 IIILZ を含め古い TANNOY スピーカーはキャビネットを鳴らし音楽性を補っていると言われ、それの性能が発揮するのはイギリス製のオリジナルBOXでしか出ないと言われていました。当時ヤマハで売られていたのはオリジナル箱なのか、国産のレプリカなのかは今となっては不明ですが(記憶の価格を考えるとレプリカの可能性が高いですが)、オークションなどで IIILZ のオリジナルBOX入りのモデルは20万円位で出品され、さすがにコストパフォーマンスが悪い懐古趣味になってしまうので主に経済的な理由で手を出さないまま今まで来てしまいました。

 
 今回、IIILZ のユニットだけですが(ネットワークや箱はありません)、何とか入手する機会に恵まれ、積年の心のトゲが抜けるかもしれない機会が訪れました。倹約生活に入ったにも関わらずこれを逃すと一生後悔するという思いで・・・ (^^;

 

 
 と、長い前置きですが、金曜の晩から土曜日一杯を使って夏休み前の「夏休みではないけれど工作もどき」を始めました。

 

 

 先にも書いたとおり、昔の TANNOY は箱を鳴らして音に響きを付け音楽表現を加えている、と言って良い方式のスピーカーシステムなので箱の作り方は結構難しいことが分かっています。これは、コンサートホールの床材のような音響効果で録音にもそのような効果音は含まれているハズですが、目前で箱が響くことで再生環境で心地よく聴こえる理由ではないかと考えています。ダイヤトーン DS-A5 もそのような考えのスピーカーでBOXを楽器用素材で作っています。また、有名な TANNOY オートグラフは、12mm のラワンの単板で作られているそうなので自作素材や板の厚み、大きさや方式も大いに研究の余地があります。また、1ユニットですが、低音と高音の同軸 2way でネットワークも工夫が必要なのかもしれないなど、自作にはなかなか手ごわいユニットです。また、ユニット自体も古いしいつ壊れても(コーン紙も破れるかもしれない)おかしくない状態です。

 

 
 という訳で、考えて分かるものではないことが分かっていますので、考えなしに普通の箱に入れ、ネットワークも推奨クロス 1.2kHz(本当は 1.5kHz?) の -12dB/oct のバスレフで作り味見(様子見)をすることにしました。

 

 
 箱の大きさはあまり場所をとらず少しコンパクトでシナ合板3x6で1台分になる箱を適当に設計し、東急ハンズさんにカットを依頼しました。本当はBOXのレシオは厚みが少ないバッフル板の大きい方が向いていると言われていますが、置き場などのスペースの関係でバッフル板を小さくしました。このため、少しキューブスタイルとなり内部で定在波が出やすい形ですが、構わず強行しました。

 


届いたカット済み材料(21mm 厚です)

 

 
 バスレフポートの高さは16mmと薄く 80Hz 位を補うような条件です。今までの自作スピーカーでの低音が出ない現象が多いので、無理に下に伸ばさず 100Hz 以下を充実させようと考えました。

 

 
写真 左:側板天地板を DS-A5 改を重しとして接着
写真 右:ナットを打ち込んだバッフル板とアッテネーターを付けた背面板

 

 
 ネットワーク回路は大きめのガラエポ基板にターミナルを付けてバラック空中配線です。このターミナルのおかげで、ユニットへコードをハンダ付けしても(ユニットとの接続用の4Pプラグが無いのでハンダ付けしています)ネットワークと取り外しが出来るようになりました。

 
 ネットワークの素子類は接着しようと思ったのですが、部品交換を視野に入れ(後から交換できるように)荷造りひもで縛り振動しないように抑えつけました(コイル1つのみ接着しています)。

 

 
写真 左:基板に部品を付けたところ、写真 右:荷造りひもで固定し背面からのコードと接続

 
 最終固定の前に、ネットワークなどに異常がないかの確認です。ユニット到着後のチェックのためのスイープジェネレーターからの入力以降、初の音出しです。悪くありません。

 


外付けマイクを付けた iPhone での簡易観察です

 
 IIILZ ユニットは、こんな感じです。

 

 
内部の配線はベルデン 8470 です。この後、背面板を接着します

 
 背面板を接着し数時間放置し、バスレフポートの上にニードルフエルトをひきその上にネットワーク基板を銅クギで固定しています。その後バッフル板を接着しました。おもり代わりはここでも DS-A5 改です。

 


バスレフダクト端面は手抜きです (^^;

 
 ユニットをネジ止めする前にグラスウールを入れ、スタンドに載せて試聴です。新・秘密基地は少しスペースに余裕があります。

 


一つ目小僧みたいです (^^;

 

 

 
 早速音出しです。

 
 ごめんなさい、謝ってしまいます。TANNOY をなめていました。コーン紙がかなり古そうでちょっと心配な部分もあったのですが、まだそこそこしっかりしています。

 
 他の新しいブックシェルフ型スピーカーやメインで使っているようなマルチウエイの大きなシステムのようなライブ感などとは違う臨場感ですが、音の分解や定位など非常に良い線いっています。

 
 もっと古臭く抜けは悪いものの高調波が出て響き感のようなモノが出るスピーカーだと思っていましたが、全く間違いでした。何を鳴らして美しくレンジ広い音で鳴らしてしまう B&W PM1 のような美音系とは明らかに違い、どちらかと言えば JBL の音にかなり近いです。甘いところなんてありません。しっかりとした低音で全体にソリッドに響きます。良い録音の楽曲が良く聴こえるようですが、新しいから良い、ハイレゾだから良い、という訳ではなく、ソースと相性があるようです。また、再生音量が大きいと比較的なんでも良く聴こえるようです。ユニットの再生リニアリティが落ちているのかもしれませんが、現在の状況で自分の環境では十分です。

 
 音を聴き、改めて IIILZ を思い出すとこれはモニターゴールドです。このユニットは本来モニター用で、たまたま弦楽器の再生が得意だと評判が立っただけのように思いました。

 
 なお、低音は予想に反しすごく出るので今回のバスレフ設定では低音が出過ぎでした。また箱形状のためと思いますが低音がブーミー(過剰に響く)になってしまうのでポートにニードルフエルトを差し込んだところブーミーさは消えました。なお、重低音のチェックに使っている Avril Lavigne の Sk8er Boi では重低音は聴こえませんでした。しかし、低音は締りが良くパルシブで大したものです。

 
 今回のユニットは古く使い込まれたと思われるものなので、ユニットのエージングというのは無いと思いますが、ネットワークは今回新しく自作したのでコンデンサーなどがエージング効果がありそうです。鳴らし始めは少し聴きづらい感じがありましたがどんどん聴きやすくなり明らかに音が変わっているので、エージングはしばらく続けた方が良さそうです。

 
 想像していたのと全く違いはるかにモダンなモニターライクな音でした。また、弦楽器の再生が良いというのは意識に刷り込みがあるためそう聴こえるのかもしれませんが、確かにクラシックの弦の響きが美しく聴きやすく感じました。今回のBOXはテスト用と割り切るつもりでしたが、十分に良く聴こえるのでしばらくこのまま使ってみようと思います。

 

 積年のリベンジを果たしたような気分になりました。

 
 工作とユニットは、大成功でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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July 15, 2012

ダイヤトーン DS-A5 ウーハー交換 その2

 新・秘密基地のスピーカー DS-A5 のウーハーを交換しましたが、先週やり残してしまったことを今回追補として実施しました。

 
 先週からチェックを続けていましたが、高音が少しキツく簡易スペアナの iPhone +高性能マイクで測定すると 5kHz 以上が 10dB 以上盛り上がる高音過多状態で、さらに、大きい音も耐性が弱い(すぐに破綻する)傾向でウーハー止めネジ2本はやはり弱いようだ、ということが分かってきました。

 
 これらのことからツイーターはアッテネーターを入れないとダメ、交換したウーハーのネジはきちんと4本止めないとダメなことが分かりました。

 
 アッテネーターは秋葉原へ買いに行くつもりでしたが、配線の改造が結構面倒なので、徹底して手抜きの方法は無いかと考えた末、ツイーターの出力を物理的に遮って音圧を減らすことにしました。

 
 ツイーター全体を何かで覆ってしまうと超高域が落ちてしまうので、スリットを入れツイーター中心部は遮蔽のない紙で数日テストしてみました。これが思ったより良いことが分かったので、使わないデーターCDを使ってツイーターの前にテープ止めし、遮蔽物としてみました。CDは中央に穴があいているので、ツイーターの超高音域は出てくるハズです。遮蔽効果は十分にありツイーターの音圧は明らかに下がることが分かりました。

 
 ウーハーのネジ止めはこのウーハーがネジ6本仕様のフランジなので、アルミのフランジに電気ドリルで穴を明けて先週まで2本だったネジ止めを4本に増やしました。

 


聴いているときはネットがあるので、この姿は見ないで済みます

 

 
 見た目はちょっと・・・、ですが音は凄いです。iPhone + マイクでの簡易スペアナでは見事に5kHz 以上の盛り上がりが消えました。かなり良いです。

 
 今回は、アンプの故障から貴重なダイヤトーン DS-A5 のウーハーを壊してしまうというアクシデントに見舞われましたが、安価な代用ウーハー(2本で1万円しません)で素晴らしい音に生まれ変わりました。なお、残念ながらオリジナルの音とは似ても似つかない音ではありますが、非常に反応の良い音でこちらの方が好みです。

 
 弦楽器の細かい表現も以前より良く分かります。ハーモニーも綺麗で以前より美しく分解して聴こえます。大きい音を出してもかなり気持ち良いです(うるさくありません)。低音は 13cm ウーハーなので重低音はそもそも期待できませんが、チェック音源に使っている Avril Lavigne の Sk8er Boi で確認すると、重低音はかすかに聴こえるような気がする程度なのでやはり全く出ないと言って良いのですが、80Hz 程度の低音ならかなり出ているようです。

 
 サブウーハーシステムは、2本にして通常のウーハー仕様にしてしまったので、現時点では DS-A5 にサブウーハーを加えることが出来ませんが、とりあえず 100Hz 以下が少し出ているようなので(iPhone 用マイクでは低音が良く測れないので経験的な勘ですが・・・)しばらくはサブウーハーなしで聴いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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July 08, 2012

ダイヤトーン DS-A5 ウーハー交換

 秘密基地を今までより少し大きい場所に引っ越すことにして移動を開始しました。先ずは、ダイヤトーン DS-A5 と月刊 Stereo 誌の付録アンプ、音源のノートPCを移動し、音だしをしました。

 DS-A5 は秘密基地で愛用し、ポリメイト処理で低音も出だしで調子の良かったのですが、部屋が少し大きくなったのでこちらでは付録アンプでは少しパワー感が不足気味に感じたため、よりパワーがある Counerpoint Sold M1 で鳴らすことにしました。

 Counerpoint Sold M1 は秘密基地でのデジタル 3way(6ch)マルチアンプ駆動でミッドバスに使っている MG-850 用でそこそこの頻度で使ってるモノで、今回はマルチアンプシステムの方はまだ設置スペースが確保できないため、DS-A5 だけで音を出しました。


 初日は快調で、スピーカーのセッティングにちょっと問題はあるものの十分に使える感触でかなり期待出来ることが分かりました。

 

 
 ところが、翌日、いつものようにPC起動電源入れなど行いPC音源から信号を出しているのですが、電源投入時にポツポツ、ガリガリと小さなノイズが出ただけで音が出ません。

 気が付くと、Counterpoint の電源インジケーターランプが点灯していません。

 昨日まで普通に使っていたアンプが壊れてしまいました。

 気を取り直して、アンプを月刊ステレオ誌の付録アンプにつなぎ換え、音だししてみたところ、シャカシャカする音しか出なくなってしまいました。

 なんと、DS-A5 のウーハーから音が出ません。アンプの故障の時にスピーカーを壊してしまったようです。

 とりあえず新秘密基地では Spendor S3/5 と付録アンプでしのぐことになりましたが、DS-A5 とアンプをどうするかが問題です。
 

 

 アンプの修理は手に負えないので、ホーム商会さんに持ち込み修理依頼中です(直ると良いのですが・・・)。

 
 問題は、スピーカーです。ユニットを外してみるとバスレフポートからでは分からなかったベークライトを焦がしたような嫌な臭いがします。またウーハーを押すとザラザラとボイスコイルがギャップに当る音がします。ウーハー端子間の導通を測ると導通が無いのでボイスコイルが断線しているようです。

 

 
写真左:ウーハー周囲のネジを目隠ししているセーム皮のような素材を剥がしネジを抜こうとしているところ。
写真右:オーハー周囲は綿で囲ってあります。端子部分の綿が外せたのでそこを外してテスターをあてました。

 

 
 この症状で各所に問い合わせしたりネットでメール問い合わせしましたが、交換用部品はメーカーには残っていない(念のため三菱電機さんにまで問い合わせしましたが、部品は無いとのことでした)という状況で、分かったことは、1本2万円以上かければ音が出るような修理は出来るが元のような音にならないだろう、ということでした。

 このスピーカーはエンクロージャー(BOX)にとても良い素材を使っているので、捨てるにはもったいないし、ウーハー修理に5万円程度かけるのなら、中古が買えてしまう位です。

 ということで、ダメ元でウーハーを他のユニットに交換してみることにしました。

 
 取付上で問題となるのは、BOX側がウーハーフランジ部分を凹ませていることで、ここに入りそうなウーハーはいくつかあったのですが、いずれも1mm程度大きく、BOXを削るかユニットのフランジを削るかしないと使えそうもありません。また低音性能も f0 が少し高めだったので気に入りません。

 
 そんなことで、BOXの座ぐり部分は無視して上から止める方法にすることにしてユニットはサイズが似ている普通の13cmウーハーの Hi-Vi Research F5 (中国製のケブラー入りコーン紙タイプのミッドバスに近いウーハーです)にしました。特性は、オリジナルウーハーが6Ωで、F5 は8Ωですが、特性表を見ると最低インピーダンスは6Ω程度なのでオリジナルのネットワーク特性は大幅には狂わないだろうと見込みました。

 
 ウーハーとBOXの間に座ぐりがあることはBOXの空気が漏れる可能性が高いことです。バスレフなので少しいい加減でも良いとは思いますが、それでも通気する可能性が高いことはいただけません。このため、この部分をシールするスペーサーを作り隙間に入れることにしました。

 
 曲線切りを依頼できるところを探したのですが見つからなかったため自分でジグソーを買ってカットすることにしました。また、板はシナベニヤのような合板が良かったのですが、凹みが 5mm のところ板厚が 5.5mm なので、東急ハンズさんで探すと 5mm のアガチスの単板があったので、スピーカーの入る丸穴だけくり抜いてもらい、周囲を自分でジグソーでカットすることにしました。

 


カットしてもらった板にガイドラインを貼った状態と買ったジグソー

 

 

 
 単板は木目から割れるというリスクがあり、カット中に一部が割れてしまい破片を接着剤で付けるなどアクシデントがありました。

 
割れた破片、カット後ガイドラインのスピーカー穴の紙を切り抜いた状態

 

 
 ガイドラインの紙はボロボロですが、板のカット面はそこそこ綺麗になっています。

 

 元のスピーカーの凹み部分に入れてとりあえずエア漏れ防止のスペーサーの役には立ちそうです。
 


スペーサーが大きく出来てしまうと面倒なので小さ目に作ったので、本当に小さ目ですが良しとしましょう。

 

 

 
 ここで、新ウーハーのネジピッチ径(PCD)が旧ウーハーのピッチに非常に近いので、ネジ止めは従来のBOXのネジ穴を使うことにしました。しかし、新しいスピーカーの止めネジ穴は6ヶ所で、2ヶ所以外は新ウーハーのフランジに新たに穴を明けて止める方法としました。新ウーハーの他の4ヶ所の穴はBOXの座ぐり部分に半分かかってしまうため下穴が明けられません(キリが逃げてへんなところに穴が明いてしまいます)。

 
 しかし、とりあえず2本のネジで止めて音だしをしたところ、思ったよりしっかり止まっているので、それほど大きな音を出す訳でもないので、フランジへの追加穴明けは後日に回し、この2本固定で様子を見ることにしました。(スペーサーには下穴φ4.5を明けています、片側はφ5に広げようとしたところスペーサーの穴の部分が割れてしまいました。しかし、割れは僅かなので無視してスペーサーとして使っています。)

 


現在のところ、ウーハーは2本止めです。


 

 

 
 試聴結果は、予想以上に上出来で、大成功の雰囲気があります。半日音を出した様子では、ツイーターのレベルが少し高いようで、高域の音の分解が必要以上に良くなっていますが、全体に「音の分解能がかなり高い」、「立ち上がり良く反応が非常に良い」、「定位が非常に良い」、「低音はそこそこ出る」とかなり良いです。しかし、従来のウーハーの特長だった音の厚みのある広がりはあまり感じられません。しかし、定位が良くなったのと音の広がりもちゃんとスピーカーの外側まで広がるので音の厚み感が少ないだけで音が広がらない訳ではありません。DS-A5 とは完全に別モノといった感じはしますが、これはこれでオリジナルの DS-A5 より良いのでは、と思うような現代的な音がでています。

 

 
 将来、必要に応じてツイーターにアッテネーターを追加する、ウーハーフランジに穴を明け、ネジを4本止めにする、ということなどを行いたいと思います。また、f特などの特性がまだ取れていませんが、これらもおいおい測定するなどいろいろやってみたいと思います。

 
 今回は、ネットワークが焼損していないようだったので、ウーハーの交換で何とか DS-A5 を再利用する道が見えましたが、古いアンプは壊れると今回のようにスピーカーを道連れにすることも有るので(フューズは3本とも切れていなかった)、ビンテージオーディオも結構なリスクがあることを実感しました。

 
 このスペーサー方式は、オリナルのBOXをほとんど傷めずにウーハーが乗せ換えられるので、10cmなど小さいウーハーを使えばスペーサーだけ別に作ることでウーハーユニットの交換があまり苦にならずにできそうです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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February 26, 2012

秘密基地のオーディオ バージョンUP 計画 3

 今月の初め、三度目の秘密基地のオーディオ機器改造を試みました。

 
 今回は、サブウーハーの増設です。

 
 サブウーハーに使用していた JBL 136A よりもしかしたら良いかもしれないと思い、ちょっと得体の知れない GAUSS ウーハー(4580 の同品番でないリコーン品:本来の 4580 はフルレンジでアルミのセンターコーンですが、これがアルミでないコーン紙にリコーンされているもので互換品だと思われますが、コーン紙の相当する型番が不明です)に交換したのですが、これが 136A と音の区別がほとんど分からないので、136A がもったいないので、改めて箱を作ることにしました。

 
 今回は、東急ハンズさんで前回と同じ 18mm シナ合板をカットしてもらいました。持って帰るのは重くて大変なので宅配をお願いし、直ぐに届きました。

 

 

 
 組立は一度行っているので、サクサクと進みました。前回と比べ、クギの位置は、前回は定規で測りながらマークしましたが、今回は Vifa の BOX を作ったときのガイドを流用しました。さらに、前回は BOX 容量を小さくするため仕切りで容積を狭めましたが、これはあまり効果的でなかったと判断し、仕切り板を一回り小さく板取し BOX 側面に適当な位置と角度で補強板として貼り付けました。

 
 なお、今回は、タイボンドでの組立です。

 

 

 前回は下穴なしでクギ打ちをしましたが、結構大変だったので今回は下穴を開けています。

 

 
 背面板と前面板は 18mm 2枚の貼り合わせなので、今回は前面はスピーカーを取り付けるネジで2枚の前面板を締め上げ、背面板は重りを載せて接着しました。今回もバチ当たりな行為ですが、さらにバチ当たりが進化してしまいました。

 


これだけでもバチ当たりなのに・・・


こんなことまで・・・ (^^;

 
 このバチ当たり^2の行為でも 35kg 程度なのでちょっと重量不足ですが、何とかなるでしょう。

 
 サクサクと完成です。2月4日(土)に組立終了、5日(日)には音だしです。

 
 当初は下のような組み合わせを考えていましたが、Vifa では残念ながら全くの力不足でした。

 


残念

 
 Diatone DS-A5、なども使いいろいろやってみましたが、MG850 をミッドバスに使い、2441(ラジアン入り)をスコーカーに使うのがとても音が良かったです。しかし、これでもまだ階下のメインのシステムには全然敵いません、ルームスペースのせいです。MG850 は月刊 Stereo 誌の付録アンプで 80 ~ 600 Hz を受け持っています。2441 は Counterpoint Solid-M1 での駆動です。また、2441 には 5cm 相当のディレイをかけています。

 

 
ここまで来ると流石にそこそこ良いのですが・・・

 
上の写真のシステムはそこそこ良いものの秘密基地の設置と撤収が重労働になってしまいます。

 
 またサブウーハー2台という設定でなく、ウーハーとして 600Hz 以下を 38cm に受け持たせ、MG850 を省略して 2441(ラジアン入り)の 2Way とするとナローレンジで昔の音がして面白いのですが、重低音も不足し物足りません。MG850 が入ることで音が少し薄くなりますが、レンジにフラット感が出て情報量が飛躍的に増えなかなか良い感じです。
 

 
 今回の試みも、大成功でした。

 
 秘密基地は3畳ほどの小さなスペースのため、リスニングポイントも 1.5m 程度とニアフィールド環境です。前回と今回作ったサブウハーは広い場所で音量を上げて使おうとすると、とたんに破綻します。極小密閉キャビネットは秘密基地のような極小スペースで必要音圧も限られている特殊な条件でしか活かせません。今回のサブウーハーの増設で再生限界の音圧が少し上がりましたが(3dB)、指向性の無い 90Hz 以下ではサブウーハーは1台で良いという説は至近距離での鑑賞という条件では誤りでサブウーハーを2台としそれぞれにRとLチャンネルを入れれば低音楽器の定位がさらに明確になることが分かりました。こうなるとサブーハーと呼ばずただのウーハーと呼ばないといけないのでしょうね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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February 05, 2012

スピーカーのエッジ軟化処理を試す

 秘密基地で活躍している Diatone DS-A5 は、中古で買ったので初めから低音が全くでないのでサウブーハーで補完しているのですが、スペンドール S3/5 を聴くとやはり DS-A5 はこんな低音ではないハズだ強くと感じていたので、エッジの軟化処理を試みてみました。

 
 ネットで調べると、主に3つの方法が有るようで、クレ・ポリメイト、アーマオール、ブレーキフルーヅを塗る方法が良く行われているようです。エッジの材質によって効果は変わるを思われるので、比較的無難でダイヤトーンユーザーが行っているらしいポリメイトを試してみることにしました。

 
 高度な技術としてはエッジの裏からシンナーを使いダンプ剤を溶かし除去しダンプ剤を新たに塗るような方法もあるようですが、DS-A5 はユニットの表面に皮(人口皮?)のようなモノが貼ってあるためユニットを外すのは大ごとなので、表から処理できるらしい上記3点の候補に絞った結果のポリメイトです。

 
 amazon さんでポリメイト以外に筆も買いまいした。素材集めは簡単です。

 
 ポリメイト(クリア)はエアゾールではないので、作業が簡単です。直接エッジに液をたらして筆で周囲にまんべんなく塗ってみました。先週の土曜日と日曜日に1回づつ、そして、昨日の土曜日に1回の合計3回処理してみました。塗った後はしばらく放置しておくと液は無くなります。しみこんだのか、単に蒸発したのか?

 


同じ方法で合計3回試してみました

 
 ツイーターのエッジにもポリメイトをしみこませた筆で塗っています。

 
 f特データーを取っておけば良かったのですが、実はポリメイト処理など軟化処理にちょっと懐疑的で効果を期待せずに試してみたのですが、予想は大幅に裏切られ、予想外に効果がでました。

 
 先週の段階で低音が以前より出るようになりました。DS-A5 単体で鳴らすと明らかに低音不足だった音がそこそこ出るようになっています。少々感動してしまいました。

 
 ツイーターにも効果が有ったようで分解が上がったような気がします(気がするだけかもしれませんが・・・)。なお、昨日(3回目)の効果はほとんど分からず、先週の2回で十分だったようです。今後は、低音不足を感じた時などに筆で塗ると良いのかもしれません。

 
 アンプはこのところ使っている月刊 Stereo 誌の付録アンプ(オペアンプ・電源交換品)での結果です。秘密基地はとにかく狭く小さいスペースなのでこのクラスのアンプで十分な音が出ます。

 
 サブウーハーの有る状態では低音はあまり変わった感じがしませんが、全体の分解が良くなり、もともと有る音の厚みとともにかなり聴きごたえのある音になりました。今回は予想外の大成功でした。

 
 なお、DS-A5 のエッジは布エッジですが、他の素材でも効果が有るかは不明です。


 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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January 29, 2012

古いフルレンジスピーカーのターミナル交換

 前回、2Way スピーカーを自作したとき、部品を少し余分に買いました。そこで、その部品を使って古い 10cm フルレンジスピーカーのスピーカーターミナルと内部の配線を交換することにしました。

 
 何時頃作ったか記憶が定かではありませんが、現在のメインの JBL のスピーカーシステムも自作した後なことは間違いありません。このユニットが発売されてすぐに買ったので30年くらい前だと思います。一時、1年位の間、クルマのリヤシートに乗せてカースレオのスピーカーとしてつかったこともあるというかなり酷使し愛用したスピーカーです。

 
 最近はほとんど出番が無いことに加え、ちょっと鳴らしてみたいと思っても昔のスピーカー端子は現在の太めのスピーカーコードが入らずバナナプラグも使えないので使う機会がますます遠ざかっていました。

 
 という訳で、ターミナルと内部のコードを交換して少し使いやすくなるようにメンテナンスすることにしました。

 
 スピーカー保護のパンチングメタルのプロテクターを付けています。周囲の軟質樹脂でぎゅっと押しこんで固定します。


コーラルのスピーカーなので CR マークを自作して付けています。

 
 昔はこれがごく普通に使われていた端子です。穴も細くバナナも使えません。


 
 先ずはプロテクターを外してユニットを取り出します。当時、ごく普通に使われていた赤白のスピーカーコードです。とても懐かしいです。また接続はハンダだと思っていましたが、M サイズの平ラグでした。

 
 この 10cm フルレンジユニットはコーラル 4A-70 でアルニコマグネットです。オーディオの流行りが下火になりコーラルはスピーカー部門を FOSTEX に売ってしまいました。そのため、その後は FOSTEX ブランドになっているハズです。

 
写真 左:BOX の上に有るのが新たに使う平ラグ、写真 右:スピーカーユニット背面

 
 BOX 背面のターミナルを外しハンダを外します。また、穴は共用できないため、少し上に 16mm 径の木工用ドリルで穴をあけ直しています。


迷犬タルト号が「上手くできるのかな?」と心配そうに見ています。

 
 内部のコードはいつも使っているベルデン 8470 です。内部の吸音材が少し少なかったように感じましたが、いつでも増やせるのでとりあえずこのままです。


少しクリーニングしましたが・・・。

 
 端子を接続し、ユニットをネジ止めして完成です。


端子以外は全く外観変化はありません。

 

 
 早速、音を出してみました。アンプはいつもの 付録アンプ です。

 
 凄く音が良くなった、と書きたいのですが、残念!!、何も変わりません。改めて結構大音量で鳴らしてみると、昔は気付かなかったいろいろな部分(主に欠点)が聴こえてきます。

 
 (良い点)
・ 音が前に良く出て、メリハリがある。とても元気な音とはまさにこのこと
・ 高能率なため、付録アンプでもとてつもなく大きな音が出る
・ 低音はスペンドール S3/5 と同じくらい良くでる。

 (良くない点)
・ 音にキツさがある
・ ボーカルは肥大してしまう
・ 分解能が高いが潤いがないためちょっと聴きづらい
・ ラワン合板(BOX 素材)の響きと思われる固く乾いた音が乗る

 
 分解能が高くなり過ぎるようで、付録アンプのような音に色付けの無いクールなアンプとは相性がかなり悪いようです。このようなスピーカーは真空管アンプと相性が良いのでは、などと妄想してしまいました。

 
 今回は、今まで使いにくかったターミナルを交換したので、これからはちょっとした何かの時にお手軽に使えるようになり、作業としては予定どおり上手く行きました。一応成功ということにしたいと思います。 でも、音が少しは良くなるかと思った期待は全く外れました (^^;

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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January 22, 2012

付録アンプで鳴らすスピーカーを作る 制作編

 今回は前回の記事の続きでデンマークの Vifa 製のツイーター(TC25TF06 6ohm)とウーハー(P11WG-00 8ohm)ユニットを使い密閉型スピーカーシステムを作る制作編です。

 
 素材は、東急ハンズさんでシナ合板をカットとタイトボンド、ネットワークパーツや吸音材などはコイズミ無線さん、他にコルクシートやネットワーク用の基板、ネジなどは手持ちを流用しています。

 

 


素材一式です(ネジ類とタイトボンドがありませんね)先週の再録です

 

 先ずは、穴などがユニットとマッチしているか確認しました。


ユニットの端子が上手く接続できる状態かの確認です

 

 早速、組み立て開始です。側面と天地面の板をタイトボンドで貼り合わせしました。重しの代わりに JBL のドライバー 2441(約10kg)を使っています。2420 の約 3kg よりづっと重いので、こういった用途には最適ですが・・・、こんなことに使うと何かバチが当たりそうですが・・・。


側板天地板の接着です

 

 ネットワーク部品を並べて確認です。配線はどうしようかとしばし考えましたが、休むに似たりで結局適当にハンダ付けすることにしました。

 
 今回は、回路をバイワイヤー(バイアンプ)対応にすることと、ウーハーの回廊にインピーダンス補正回路を入れました。今回使用した Vifa のウーハー(P11WG-00 8ohm)は、補正回路が無いとクロスオーバー周波数でのカットが上手くいかないようです。4.5kHz で 12dB/oct 仕様です。


組み立て前の部品です

 

 今回は何となく回路に付ける内部配線のスピーカーコードを平ラグで接続することにしましたが、これは完全に失敗です。ハンダ付けで全く問題ないのに、なまじ平ラグにしたため将来接触面での不安要素が残ってしまいました。これが原因で背面板を当初予定の接着からネジ止めに変更しています。奥行きが長いので背面板を接着してしまうと基板のメンテが出来なくなってしまうからです。

 

 ツイーター側のクロスは、5kHz 12db/oct とウーハーと少し離し、固定抵抗2本を組み合わせて -8dB アッテネーターにしています。ツイーターのデーターが入手できなかったので特性が不明なのですが、Vifa の似ているモデルの特性を参考にしました。データーが入手できなかったので、ネットワーク設定は、ほとんど賭けのような無謀さです。


ユニット側は平ラグ、スピーカー端子側はハンダで接続します

 

 しかし、賭けとは言ってもチキンハートなので組み立てが進む前に一応チェックです。ネジ止めも固定も密閉もしていませんが、回路をBOXの中に入れてユニットを乗せたバッフル板でフタをしていますが、回路からのコードを出さなければいけないので端材を利用して背面側に隙間を開けています。


一応回路はBOX内に入れています。右の回路はもう一台用です

 

 簡易測定は iPhone 4S です。内蔵マイクより 10kHz 以上が少し精度良さそうな TASCAM iM2 を付けています。特に問題は無いようです。ツイーターの減衰量は最悪の場合バイアンプで独立して音量調整すれば何とかなります。


こんなに簡単にチェックできるとは夢のようです

 

 18mm のシナ合板ですが、側板の面積が広いので、いい加減な場所にいい加減な角度で連結板を入れています(左右はなるべく同じ位置になるようにしています)。スペンドール S3/5 は補強棒の角を削ってRが付いていましたが、省略してしまいました。これは、後から考えると削った方が良かったとおもうことと、また違う方法として少し挿入間隔より長い(0.5mm 以下?)固い木の丸棒を差し込みバイオリンの心棒のようにすれば良かったのではと思っています。

 


将来気が向いたら補強板のカドを削るかも・・・

 

 回路のコイルはナイロンコードで固定した上でボンド(木工用ボンドです)を付けて固め、素子の鳴りや移動時や天地を逆転させたときに悪さをしないようにしました。


BOXは前向き(写真左)と後ろ向き(写真右)です

 

 裏蓋となる背面板にターミナルを付けます。バイワイヤー対応なので、2組づつの取り付けです。コードとターミナルはハンダ付けです。


コイズミ無線さんのターミナルは FOSTEX さんのモデルによく似ていますがガスケットが付いています

 

 いろいろ作業をしているので、回路のボンドの表面は乾いて傾けても作業ができるかと思ったのですが、甘かったです。沢山付け過ぎたことと気温が低いこともあり全く乾きません。このため、まだ接着していないバッフルにユニットの取り付け下穴をあけました。しかし、他に出来ることが無いのでユニットのネジ止めと配線までを行いましたが、その後の作業は完全に中断してしまいました。


端子を取り付けジャンパー線を付けたところ

 

 翌朝、作業再開です。ユニットのネジ止めまで進んでいるので、ユニットのフレームをよけるように端材を使って圧縮接着です。1時間くらい放置しますが、その後の作業で接着部分が浮いてこないように2ヶ所クギで止めています。なお、ここで使っているクギは銅のスクリュー状になって抜けにくいモノです。磁性体を嫌ったのではなく、ただ何となく銅を使ってみたかっただけです (^^;


再びバチ当たりな行為です

 

 完成間近で、背面板の固定です。当初は接着の予定だったのでガスケットを使う予定はなかったため、急きょ手持ちのコルクシートを切り抜いてガスケット代わりにしました。ネジ止め用の下穴位置を簡単に出せるようにPCでガイドラインを作って印刷し、コルクの切り抜きの型紙に使っています。


配線済みでもこのサイズのパッキングなら内側へセット出来ます

 

 Diatone DS-A5 は背面板がネジ固定で、その数が結構多かった(12本もあります)ので天地面と側板面の間隔のバランス良かった間隔(60mm)で深く考えずチェックもせずに下穴のガイドを作りそれに合わせて電ドルでポコポコと調子よく下穴をあけてネジ止めも電ドルでサクサク締めこみましたが、ここで、なんとなく失敗に気付きました。14本も止めてしまいました。DS-A5 より一回り小さいのにネジの数は多い! 10本で十分でした。


なぜかタッピングネジを箱でストックしていました
(^^;

 

 鉄ネジですが数が多くてもユニットや回路から遠いので悪さは無いでしょう。


どう見てもネジが多すぎです (^^;

 

 正面はこんな感じです。


先週の写真を再録です

 

 付録アンプに来る直前までの信号は全てデジタルで、上海問屋さんの DAC(本当はヘッドフォンアンプ)でアナログにしています。


これも再録です


 
 音は、予定どおり低音が出ません (^^; しかし、スペンドール S3/5 はウーハーが気持ちサイズが大きいですが、同じ密閉式で容量も小さいにもかかわらず低音は結構出ます。それと比較すると Vifa では低音は全くダメで Diatone DS-A5 と良い勝負です。しかし、低音はサブウーハーで受け持つのでバスレフのように低音特性に少しクセがあるより良いと見越しての密閉型なのでこの部分は予定通り具合よくサブウーハーとつながりました。

 
 月刊ステレオ誌の付録アンプとの相性はかなり良く、スペンドール S3/5 を音楽性豊かな音として比較すると、分解とメリハリが良く甘いところが無いモニター用の音といった感じです。

 
 また、しばらく聴きこんでみると、ドームツイーターの性格がかなり指向性が強くリスニングポジションがわずかに動いただけ(頭を振っただけ)で音が変わるという神経質な部分が気になりました。そこで、吸音材で残ったニードルフエルトを切ってツイーター周囲に貼ってみるとかなり改善されることが分かりました(写真はありません)。また、ニードルフエルトの代わりにスポンジ状のモノを貼ったり、バッフル板にコルクを貼っても類似の効果が出るようなので、今度いろいろ試してみようと思います。

 
 このスピーカーはいろいろと実験できるようになっているので、秘密基地から出てリビングに持ち込みました。Vifa の上に上下逆さまにしたスペンドール S3/5 を乗せてこの Vifa スピーカーと並列接続して疑似的なバーチカルツインにして鳴らしてみました(両方ともバイワイヤー対応なので並列接続はとても簡単です)。これによりクラシックのオーケストラもののホールトーンが一層出るようになりなり具合が良いことがわかりました。サブウーハーが無い状態で1組のみで聴く場合はスペンドールが低音が出る分良いですが、クラシックは今回の Vifa と組み合わせることで一層雰囲気が良くなるように感じました。

 


バーチカルツインもどきも作れます
しかし、危険:地震で倒れます!

 


 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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