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August 05, 2012

増殖する Speaker 2(夏休みではないけれど工作もどき)

 先週、タンノイ IIILZ を使ったBOXとネットワークを作り音出しをしましたが、その後、少し混乱がありました。

 
 ネットワークの低音側のコンデンサー位置が間違っていることが分かり修正したのですが、その修正が実は間違っていたというダブルのミスをしてしまいました。

 
 ネットワークのコンデンサー位置は普通はコイルの先、スピーカーユニット側に入れることが正解だったのですが、それを間違ってBOX端子側に入れていたことに気付いたからです。回路のシミュレーションソフト LTspaice で特性をシミュレーションすると確かに端子側に入れた方が良いことが分かりました(実はこのシミュレーションを実際には入れている補正回路を省いたことが間違いの元だったのですが・・・)。

 
 という訳で、コンデンサーの端子をカットし、バイパス線をつなぎ正しい(ハズの)配線に修正しました。

 
 しかし、これで再生したところ、低音が出ず、また中音でエコーのような強調感が強くでてしまいました。かなりひどいです。一晩鳴らしてエージングしてみましたが、とても最初のような魅力的な音にはなりません。

 
 と言う訳で、あまりにおかしいので再度 LTspaice で今度は本来入っている補正回路を加えて再度シミュレーションをしてみたところ、下の図(LTspice の図をトレースし dB 幅を合わせて重ねています)のように、実線が先週作った間違いだと思っていた特性で、破線が今回正しいと思い込んで修正した特性でした。なお、カットするポイント(-3dB 点)は 1.2kHz です。

 


図:実線 = コンデンサー・端子側、破線 = コンデンサー・ユニット側(Y軸:音圧、X軸:周波数)

 
 補正回路が入っていると、最初に間違ったと思っていた方が実は正解だったことが分かりました。なお、スピーカーの特性は周波数で変わるので(周波数が高くなると抵抗値が高くなる)念のためスピーカーのインピーダンスを8オームに加えて16オームでも計算したところ同様でしたので、また聴感上の感覚と破線の特性が似ているため、シミュレーションでの結果がフラットになった、コンデンサーをコイルよりBOX端子側に入れる方が正解だったようです。

 
 という訳で、再度の修正です。

 
 この修正を行ったところ、無事先週の音に戻りました。このようなことをすると、元の音に戻らず困惑してしまうことが往々にしてあるのですが、今回は素直に元に戻ってくれたので一安心です。

 

 

 
 こんなドタバタがありましたが、落ち着いて聴いていると IIILZ のホーンツイーターに少しクセがあることが分かってきました。あくまで聴感上ですが、ホーンツイーターの高域特性があまり伸びていないようで、アテネーターで少し高域を強めると中高域が張り出しすぎ、弱めると高域が不足する感じです。クラシックなどでの再生ではほとんど分からないのですが、JPOPS などで高域の不足が気になるようになってしまいました。

 
 ということで、メインのシステムに組み込もうと思い、しかし、音圧が不足して使えずお蔵入りとなっていたパイオニアさんのスーパーツイーター PT-R7A 互換品の出番です。

 


PT-R7A 互換品を乗せたところ

 
 スピーカーのコードはバナナ端子で接続しているので、スピーカー端子ネジ止め部分にコードを追加しスーパーツイーターへ持って行きました。ハイパスは 0.47uF のコンデンサーで低域をカットしました(下の写真)。

 


コンデンサー追加の方法に迷いましたが、スピーカー用端子を分解して使いました。

 
 最初 1uF のコンデンサーを付けてみたのですが少々音が強かったので、0.47uF にしました。いずれもたまたま手持ちの部品であったのですが、1uF と 0.47uF の中間(0.67uF など)が無かったのですが、0.47uF でかなり良いのでしばらくこれで様子を見たいと思います。また、場合によってはアッテネーターが必要かと思ったのですが、私の耳にはちょうど良かったです。高域が良く聴こえる人や迷犬タルト号には少し超高域がうるさいかも知れませんね (^^;

 

 

 

 

 
 さて、今回の回路が正解だったので、以前作った Vifa の密閉スピーカーの回路は今回同様に補正回路が入っているので、接続が間違っているということになりました。ただ、クロスオーバー周波数が 4kHz と高いのであまり差が出ないことが分かっていますが、一応背面板が外せるようになっているのでついでに修正を実施しました。

 


写真ではすごく分かりにくいですが、銀色のウーハーすぐ後ろのコイルに隣接したコンデンサーに銅線でバイパスを付けて接続位置を修正しました。

 
 こちらは、一台のみバスレフに改造しています。低音をスタッカードにして締りの好い音と低音の伸びを期待しています。そもそもサブウーハー必須でのシステムですが、別に低音が出るなら出るにこしたことはありません。

 
 こちらの結果は、まぁ、やらないよりは良かった、という程度で IIILZ のような大きな違いはありませんでした。

 

 

 
 今回、シミュレーションをやるなら、回路は実際と忠実にしないといけない(手を抜いてはいけない)
ということを学びました (^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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