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July 08, 2012

ダイヤトーン DS-A5 ウーハー交換

 秘密基地を今までより少し大きい場所に引っ越すことにして移動を開始しました。先ずは、ダイヤトーン DS-A5 と月刊 Stereo 誌の付録アンプ、音源のノートPCを移動し、音だしをしました。

 DS-A5 は秘密基地で愛用し、ポリメイト処理で低音も出だしで調子の良かったのですが、部屋が少し大きくなったのでこちらでは付録アンプでは少しパワー感が不足気味に感じたため、よりパワーがある Counerpoint Sold M1 で鳴らすことにしました。

 Counerpoint Sold M1 は秘密基地でのデジタル 3way(6ch)マルチアンプ駆動でミッドバスに使っている MG-850 用でそこそこの頻度で使ってるモノで、今回はマルチアンプシステムの方はまだ設置スペースが確保できないため、DS-A5 だけで音を出しました。


 初日は快調で、スピーカーのセッティングにちょっと問題はあるものの十分に使える感触でかなり期待出来ることが分かりました。

 

 
 ところが、翌日、いつものようにPC起動電源入れなど行いPC音源から信号を出しているのですが、電源投入時にポツポツ、ガリガリと小さなノイズが出ただけで音が出ません。

 気が付くと、Counterpoint の電源インジケーターランプが点灯していません。

 昨日まで普通に使っていたアンプが壊れてしまいました。

 気を取り直して、アンプを月刊ステレオ誌の付録アンプにつなぎ換え、音だししてみたところ、シャカシャカする音しか出なくなってしまいました。

 なんと、DS-A5 のウーハーから音が出ません。アンプの故障の時にスピーカーを壊してしまったようです。

 とりあえず新秘密基地では Spendor S3/5 と付録アンプでしのぐことになりましたが、DS-A5 とアンプをどうするかが問題です。
 

 

 アンプの修理は手に負えないので、ホーム商会さんに持ち込み修理依頼中です(直ると良いのですが・・・)。

 
 問題は、スピーカーです。ユニットを外してみるとバスレフポートからでは分からなかったベークライトを焦がしたような嫌な臭いがします。またウーハーを押すとザラザラとボイスコイルがギャップに当る音がします。ウーハー端子間の導通を測ると導通が無いのでボイスコイルが断線しているようです。

 

 
写真左:ウーハー周囲のネジを目隠ししているセーム皮のような素材を剥がしネジを抜こうとしているところ。
写真右:オーハー周囲は綿で囲ってあります。端子部分の綿が外せたのでそこを外してテスターをあてました。

 

 
 この症状で各所に問い合わせしたりネットでメール問い合わせしましたが、交換用部品はメーカーには残っていない(念のため三菱電機さんにまで問い合わせしましたが、部品は無いとのことでした)という状況で、分かったことは、1本2万円以上かければ音が出るような修理は出来るが元のような音にならないだろう、ということでした。

 このスピーカーはエンクロージャー(BOX)にとても良い素材を使っているので、捨てるにはもったいないし、ウーハー修理に5万円程度かけるのなら、中古が買えてしまう位です。

 ということで、ダメ元でウーハーを他のユニットに交換してみることにしました。

 
 取付上で問題となるのは、BOX側がウーハーフランジ部分を凹ませていることで、ここに入りそうなウーハーはいくつかあったのですが、いずれも1mm程度大きく、BOXを削るかユニットのフランジを削るかしないと使えそうもありません。また低音性能も f0 が少し高めだったので気に入りません。

 
 そんなことで、BOXの座ぐり部分は無視して上から止める方法にすることにしてユニットはサイズが似ている普通の13cmウーハーの Hi-Vi Research F5 (中国製のケブラー入りコーン紙タイプのミッドバスに近いウーハーです)にしました。特性は、オリジナルウーハーが6Ωで、F5 は8Ωですが、特性表を見ると最低インピーダンスは6Ω程度なのでオリジナルのネットワーク特性は大幅には狂わないだろうと見込みました。

 
 ウーハーとBOXの間に座ぐりがあることはBOXの空気が漏れる可能性が高いことです。バスレフなので少しいい加減でも良いとは思いますが、それでも通気する可能性が高いことはいただけません。このため、この部分をシールするスペーサーを作り隙間に入れることにしました。

 
 曲線切りを依頼できるところを探したのですが見つからなかったため自分でジグソーを買ってカットすることにしました。また、板はシナベニヤのような合板が良かったのですが、凹みが 5mm のところ板厚が 5.5mm なので、東急ハンズさんで探すと 5mm のアガチスの単板があったので、スピーカーの入る丸穴だけくり抜いてもらい、周囲を自分でジグソーでカットすることにしました。

 


カットしてもらった板にガイドラインを貼った状態と買ったジグソー

 

 

 
 単板は木目から割れるというリスクがあり、カット中に一部が割れてしまい破片を接着剤で付けるなどアクシデントがありました。

 
割れた破片、カット後ガイドラインのスピーカー穴の紙を切り抜いた状態

 

 
 ガイドラインの紙はボロボロですが、板のカット面はそこそこ綺麗になっています。

 

 元のスピーカーの凹み部分に入れてとりあえずエア漏れ防止のスペーサーの役には立ちそうです。
 


スペーサーが大きく出来てしまうと面倒なので小さ目に作ったので、本当に小さ目ですが良しとしましょう。

 

 

 
 ここで、新ウーハーのネジピッチ径(PCD)が旧ウーハーのピッチに非常に近いので、ネジ止めは従来のBOXのネジ穴を使うことにしました。しかし、新しいスピーカーの止めネジ穴は6ヶ所で、2ヶ所以外は新ウーハーのフランジに新たに穴を明けて止める方法としました。新ウーハーの他の4ヶ所の穴はBOXの座ぐり部分に半分かかってしまうため下穴が明けられません(キリが逃げてへんなところに穴が明いてしまいます)。

 
 しかし、とりあえず2本のネジで止めて音だしをしたところ、思ったよりしっかり止まっているので、それほど大きな音を出す訳でもないので、フランジへの追加穴明けは後日に回し、この2本固定で様子を見ることにしました。(スペーサーには下穴φ4.5を明けています、片側はφ5に広げようとしたところスペーサーの穴の部分が割れてしまいました。しかし、割れは僅かなので無視してスペーサーとして使っています。)

 


現在のところ、ウーハーは2本止めです。


 

 

 
 試聴結果は、予想以上に上出来で、大成功の雰囲気があります。半日音を出した様子では、ツイーターのレベルが少し高いようで、高域の音の分解が必要以上に良くなっていますが、全体に「音の分解能がかなり高い」、「立ち上がり良く反応が非常に良い」、「定位が非常に良い」、「低音はそこそこ出る」とかなり良いです。しかし、従来のウーハーの特長だった音の厚みのある広がりはあまり感じられません。しかし、定位が良くなったのと音の広がりもちゃんとスピーカーの外側まで広がるので音の厚み感が少ないだけで音が広がらない訳ではありません。DS-A5 とは完全に別モノといった感じはしますが、これはこれでオリジナルの DS-A5 より良いのでは、と思うような現代的な音がでています。

 

 
 将来、必要に応じてツイーターにアッテネーターを追加する、ウーハーフランジに穴を明け、ネジを4本止めにする、ということなどを行いたいと思います。また、f特などの特性がまだ取れていませんが、これらもおいおい測定するなどいろいろやってみたいと思います。

 
 今回は、ネットワークが焼損していないようだったので、ウーハーの交換で何とか DS-A5 を再利用する道が見えましたが、古いアンプは壊れると今回のようにスピーカーを道連れにすることも有るので(フューズは3本とも切れていなかった)、ビンテージオーディオも結構なリスクがあることを実感しました。

 
 このスペーサー方式は、オリナルのBOXをほとんど傷めずにウーハーが乗せ換えられるので、10cmなど小さいウーハーを使えばスペーサーだけ別に作ることでウーハーユニットの交換があまり苦にならずにできそうです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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