秘密基地のオーディオを先週に引き続いていろいろ改良案を試してみました。
今回は、アンプです。
今年購入した Topping 系の安価なデジタルパワーアンプは、条件によって音が良かったりそうでもなかったりと聴こえるので、少し考えてみました。
先ず音がそれほど良くないと思う条件は、Fostex MG850 フルレンジスピーカーを駆動したときです。逆にそこそこ良いと思うのは Diatone A-5 やホーンスコーカーを駆動したときです。
どうやらフルレンジスピーカーのようなスピーカーのインピーダンス(交流での周波数別の抵抗値)が大きく変動するモノに対応できていないようです。
また、音の良い方と思う Diation A-5 も、音の広がりはあまり良く出ず左スピーカー。中央、右スピーカーの3点から音が出てくるように聴こえます。このため、スピカーの外側やスピーカーと中央の間に聴こえるハズの音がスピーカーか中央かに偏ってしまい楽器の多い編成でも再生音が左から右へ細かく並ばず、左。中央、右の3ヶ所で音が鳴っている感じがします。これは少し違和感があり、この部分はビンテージのパワーアンプの方が再現力が上でした。
Topping さんのデジタルアンプはこの部分が不満で秘密基地では設置撤収に重くて腰を痛めそうな思いをしても 20kg 級のパワーアンプを使っていましたが、改めてデジタルアンプがなぜこのような音になるのだろうかを考えてみました。
アンプの内部は販売店さんの web ページに出ているので、そこを良く見ると TP10 Mark4 は、入力の RCA 端子のアースが左右共通になっています。これは、クロストークの元になりそうなのです。ビンテージのアンプはわざわざ左右を独立回路としたり工夫をしている部分です。
というわけで、デジタルアンプを左右で独立させることにしました。
方法は簡単で、左チャンネルに TP10 Mark4、右チャンネルに TP22 を使い独立モノラルパワーアンプとして鳴らしてみることにしました。

Diatone A-5 にデジタルパワーアンプを左右1台づつ使っています。

アンプ部分の拡大です。各アンプには片チャンネルしかつないでいません。
手持ちの安価なデジアンはこの2台しかないので左右でアンプが違うという、ちょっと・・・なものですが、両者の音の差は良く分からないほどなので(入力端子数と最大出力が違う程度)とりあえずこれで実験です。
音の方はビンゴで、Diatone A-5 では、TP デュアルモノ > Counterpoint Solid M-1 > YAMAHA B-5 > TP 単体、という順での音の良さという結果でした。
今回の試みも、大成功でした。
注:秘密基地は3畳ほどの小さなスペースのため、リスニングポイントも 1.5m 程度とニアフィールド環境で使用している A-5 という特殊な条件での結果です。
■ おまけ ビンテージコレクションのスピーカーユニットを秘密基地で鳴らしてみる
パンヤさんが JBL 4307 をお買いになるらしいので、刺激を受けて秘密基地でもビンテージ JBL スピーカーユニットのコレクションをバラックで組んで音だしをしてみました。
以前からこれはちょこちょことやって遊んでいるのですが、真剣にどんなものかを探ることにしました。
JBL のコレクション(といってもそんなに沢山ある訳ではありませんが・・・)はスコーカーとツイーターが主でウーハーに使えそうなのは、フルレンジ系の 2130 (30cm フルレンジ)しかありません。このスピーカーにマッチした箱の作成はだいぶ先の予定なので、今回は、単行本を重ねた上に 2130 のマグネット部分を置いて上向きに倒れないようにし、裸で置いただけの状態で音だしをしています。
重低音部(81Hz 以下)は 38cm サブウーハーがあるので、30cm を裸で鳴らしてもそこそこ自然な音が聴こえます。
先ずは、スコーカーに 2420 と珍しい横向きになったホーン 2340 を付けた状態です。スコーカーは Topping で 2130 30cm フルレンジが counterpoint で鳴らしてみました。

ビンテージ JBL ユニットで 2420+2340
高域は年相応に聴こえるつもりでいますが、データー的に 10kHz 以上があまり出ていないユニットですが(ホーンなしで 10k までは十分に出てその先ダラ下がりとなり 20kHz では -20dB 下がる)、高域の不足感がなく普通に聴こえます (^^; 2420 は 1.2kHz 以上から、2130 は 81Hz 以上でいすれも高音側は制御していません(両スピーカーとも高音は出しっぱなしです)。当初、077 などツイーターを 1uF 以下のコンデンサーを付けて 2420 と並列に入れようと思っていたのですが、必要な感じではありません。耳が衰えたか・・・orz
音の方は、予想以上に音が左右に広がります。しかし、少しバランスが悪く実体感が少し損なわれているような感じで、さらに音が少し硬目です。しかし、想像よりづっと良い音で少々驚きました。普段このバラックセットでは、スコーカーにホーンを付けていない 2441 で鳴らすのですが、鋭さが有る反面重厚感が少ない感じに対し、今回の 2420+2340 では鋭さは少し減って(マイルドというほどではない)重厚感が少し出ています。Diatone A-5 を80点とすると、70点位でしょうか。
次は、少し減磁ぎみの 2440 にラジアンダイヤフラム(振動坂)を付け、ホーンに 短い H93 とディフューザーをつけた状態です。

ビンテージ JBL ユニットで 2440+ ラジアンのダイヤフラム付き
2440+ ラジアンのダイヤフラムは、10cm フルレンジスピーカーのようなものです。秘密基地では至近距離で聴いているので爆音で聴いてもたかがしれている音量なので、2440 の低音を 600Hz まで下げて鳴らしてみました。なお、高音は 2420 純正ダイヤフラムより出ているので(ホーンなしで 14kHz あたりまでは特性は落ちないが、その先 20kHz までは -20dB と急に落ちる)、これは最初からツイーターは考えていません。
これは、驚きの高音質でした。先の点数では、90点位つけて良い感じです。
オーケストラのバイオリンが甘く何ともいえないきれいな音です(音が甘いというと普通は「はっきりしない」という意味ですが、そうではなく甘い音色が出てくるということです)。低音を 600Hz まで下げているので、ホーンは再生限界を超えている(ホーンロードが掛からず低音域の音圧が十分に出ない)状態ですが、30cm フルレンジスピ-カーで補われ、音の実体感がかなり増しています。なお、甘い音色というような感覚はどこかの歪があるのでそう聴こえるのだと思いますが、好ましい歪です。
今回はセットしませんでしたが、今まで何度も試している 2441 スコーカーをホーンなしで 1.2kHz 以上で使うと 65点ほどでしょうか、600Hz まで下げて使ったことが無かったので、次の機会には 2441 にホーンを付けて 600Hz ~で試してみたいと思います。
このラジアンダイヤフラム付きでのセットは常用にしたいのですが、裸の 2130 などは扱をかなり注意深くしないと破損の可能性が高いので(特にセンターキャップは凹ます可能性が高い)毎日の設置と撤収には向きません。
ちなみに、階下のメインのオーディオは、先の採点で言えば200点くらいでしょうか (爆)
次回は、未定です。
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