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October 02, 2011

夏休みは終わったけど 工作もどき 4.1

 前回の工作の続きで、試聴編です。

 

 
■ 秘密基地での試聴

 
 秘密基地ではいろいろなオーディオ機材が混沌として存在していますが、今回はビンテージアンプは除外して新しいデジタル類でセットを組み立てて試聴してみました。

 
 最初は、最近秘密基地での中心的存在のスピーカー Diatone A-5 を使ってシステムを組んでみました。

 
 このスピーカーは 2010 年整備済みというものの、購入当初はエッジは硬化していないにもかかわらず低音が出ず bass ブーストして使っていました。しかし、何とか低音も出るようになりましたが、小口径ウーハー(13cm)の限界で重低音は全く出ませんでした。この重低音が出ないことは 8cm フルレンジ(MG859)も同様です。

 
 今回は、それらコンパクトなシステムでの重低音不足を解消する目的なので、先ずは A-5 と組み合わせてみました。ネットワークはケンリックサウンドさんでデジタル改造済みの DCX2496 で 71Hz バターワース 24dB/oct です。

 
 モノはついでなので、デジタル改造済みの DCX2496 のチェックのとき実験した高域に パイオニアさんのリボンツイーター PT-R7A を 9.1kHz でつないで乗せています。

 
・使用機材:
 ソース = ノートPC(DELL XPS16)にて 16/44.1、24/96、24/192 音源各種
 
 USB → 同軸デジタル(S/PDIF)= HiFace professional
 
 DAC = 上海問屋さんのヘッドホンアンプ(DAC120SE)
 
 チャンネルデバイダー = ケンリックサウンドさん改造 Behringer DCX2496
 
 PT-R7A 用アンプ = TP10 Mark4
 A-5 / MG850 用アンプ = TP22
 サブウーハー用アンプ = Classic Pro DCP800
 
 デジタル・アナログ RCA コード = 全て ZAOLLA
 USB コード = 自作 銀線 2m

 

 
 Classic Pro DCP800 は、単独で広帯域に使うと 2011.9.11 の記事「駄耳証明2 電源コード交換」 のようにとても残念な結果でしたが、今回は主に 71Hz 以下しか受け持たないので、ブリッジ接続で 750W も出るパワーが活かせると考えて使っています。超小型密閉タイプの能率はものすごく低いことを予想していましたが、予想どおり YAMAHA B-2X を片 ch だけ(170W)で鳴らしてみたところ、B-2X の入力ボリュームを MAX にしても他のスピーカーのパワーアンプを 思い切り絞ってもサブウーハーは蚊の鳴るような音しか出ませんでした。

 
 なお、サブウーハーへの信号は、DCX2496 で 3Way 時のウーハーの信号合成(sam)が出来ないため、左チャンネルのみを使っています。Classic Pro DCP800 も A Chanel のみを BTL するので下の写真では RL 両チャネルの接続をしていますが使っているのは L チャネルだけです。

 


この機材で秘密基地は足の踏み場がなくなります。

 
 当初、サブウーハーは床に直置きでしたが何となく気分的に悪いため、「円筒液体入りインシュレーター兼スタンド(エビスビール 350ml)3本」で持ち上げてみました。テスト信号スイープでのチェックでも変な定在波は出ていないようです。

 
 サブウーハーも少しエイジング(ならし運転のようなもの)が必要です。作りたてで接着剤もどこまで乾燥しているか分からないような状態ですが、構わず鳴らしています。それでも、音はそこそこ安定しているようです。

 
 また、この3マルチアンプセットは機材が多く、かなり場所が必要です。秘密基地はそもそも小さい(3畳程度)ので足の踏み場が無い状態になっています (^^;

 

 

 
■ Diatone A-5 の場合
 

 さて、肝心の A-5 +サブウーハー + リボンツイーターの音は、重低音が出るようになりました(当たり前ですね・・・)。とりあえず目的は達成です。

 
 しかし、驚いたことに、A-5 の情報量がかなり上がりました。これは、重低音成分をカットしたため、A-5 のウーハーの混変調歪が減ったためではないかと想像しています。音のグレードが間違いなく2クラスくらい上がった感じです。

 
 重低音の音量はアンプのボリュームで調整できるので Avril Lavigne さんの 曲 Sk8er Boi に入っている最初の方で出てくる重低音も何とか出てくるようになりました。しかし、小型密閉の悲しさか、20Hz に向かってだら下がり特性のようで重低音たっぷりという訳にはいきませんでした。念のため(精度が取れているかは不明ですが)f 特を取ってみました(下図をご参照ください)。なお、サブウーハーは、クロス周波数を上げたり下げたりといろいろ試してみましたが、総合的には 71Hz が具合良いようです。

 


R ch も L ch も上の線が3マルチアンプでのf特です

 
 ウーハーの極性を変えるテストもしてみました。JBL 136A は他メーカーのユニットと逆相になっているハズですが、接続を逆相にすると音に違和感が出ることが分かりました。という訳で今のところは正相で行こうと思います。

 
 この試聴の結果、ニアフィールドで音量もそれほど大きい訳ではありませんが、十分に音楽が楽しめることが分かりました。

 
 ボーカルモノも非常に良く、もともとボーカルの定位は良くきちんと中央に定位するのですが、さらに定位が中央に集中しています。そして不思議なことに中央に置いたサブウーハーからボーカルが聴こえてくるような気がします。サブウーハーは 24dB/oct でカットしていますが、ボーカルは少し漏れて入っています。この僅かな漏れ音で定位の改善と音源がウーハーからのように聴こえるようです。将来、サブウーハーをもっと高い位置に持ち上げることも考えたいと思います。

 
 A-5 のセッティングも含めていろいろと試してみました。横倒しにして A-5 のツイーターを外側/内側(このとき、PT-R7A が 13cm ウーハーの真上)にしてみたり、また高域のクロス周波数を PT-R7A 低音使用限界の約 6kHz まで下げるなどいろいろ試してみましたが、結局、今のところは写真ようにオーソドックスに PT-R7A を A-5 の上に乗せクロスオーバーを約 9kHz としたときが一番自然な音に聴こえるようです。

 
 音とは関係がありませんが、サブウーハーの外観は正面から見ると 45cm の正方形(奥行きは 252mm)なのですが、異様に大きく見えます。

 

 

 
■ Fostex MG850 の場合

 


 
 マグネシウム振動版の MG850 +サブウーハー + リボンツイーターの音は、重低音が出るのは当然です。今までは、音の厚みという点で Diatone A-5 にかなり負け、フルレンジ1発では A-5 と比較すると「そっけない」「ちょっとさびしい」音でした。しかし、サブウーハーの追加で薄い感じは薄れ非常に「さわやか」で「きれい」な音に変身しました。これは、かなり良いです。しかし、情報量は A-5 の方が多いので、A-5 と比較しなければ十分にアリな音なのですが、情報量が不足していると分かってしまうと心理的に物足りなさを感じます。

 
 なお、TP22 との相性が悪い(左右で位相がズレたような違和感ある音が出る場合がある)のですが、このとき試した 8kHz 以上を PT-R7A + TP10 Mark4 にした場合は違和感はありませんでした。

 

 

 
■ Diatone A-5 PT-R7A なしの場合

 


 
 機材が多く足尾踏み場も無い状態なので、リボンツイーター(PT-R7A)を外してみました。アンプ1台とリボンツイーター本体2個を撤去しました。なお、DAC は、接続していますが電源は抜いてあります。

 
 床の上の機材は1台しか省略できていないので、ちょっと・・・、ですが、音はあまり劣化していません。この組み合わせでは、情報量は変化なく音の分離が少し甘くなったように思います。しかし、逆にBGM的に聴くときにはこちらの方が聴きやすいくらいです。

 
 何度か、A-5 に PT-R7A を組み合わせたり省いたりとやっていますが、A-5 との組み合わせでは PT-R7A が無いと使えないということはありません。

 

 

 
■ おまけ情報 Behringer DCX2496 の PC接続

 
 チャンネルデバイダーの Behringer DCX2496 は、RC232C ポート接続で PC とリンクできます。今どきのPCには 232C(シリアルポート)がありませんが、USB/232C 変換ケーブルと接続用ケーブルがあれば Behringer DCX2496 をPCに USB 接続して Behringer さんのHPからDLしたフリーソフトで直接コントロールできます。

 
 しかし、windows 7 ではバグなのか、設定画面が本来の表示内容の画面より小さいため情報全部が表示できません(画面サイズを変えたり情報部分の移動は出来ません)。しかし、主だった機能は表示内にあるので何とか使えます。これを使って現在の DCX2496 の設定をPCに取り込んだり、PCで設定した設定情報を DCX2496 側に送ることが出来ます(PC上での設定が DCX2496 に反映されます)。

 
 音源としてPCが必ずあるので、クロスオーバー周波数の変更などを操作性の良いPC上で扱えるので、ちょっと便利です。このとき、設定を読み出すときも書き込むときもその瞬間に音が途切れ情報がやり取りできたことが分かります(音切れがNGのときは使えませんね)。今のところクロス周波数変更だけで使っていますが、イコライザー機能やディレイ機能を使うときは設定が簡単そうです。

 

 

 

■ まとめ

 
 狭い秘密基地で使うため 38cm ウーハーとしては超小型なBOXなので、予定通りニアフィールドに上手くマッチ出来たと思います。

 
 音の方は、Diatone A-5 の分解が良くなりそこに低音の厚みと分解が加わったため、かなり音を楽しむことが出来るようになりました。まだちょっと重低音に近いところに少しクセがあるような素直でない部分(聴く音源によって低音音量のバランスが崩れる)がありますが、クロスを 71Hz に上げかなり改善できているので、もう少し調整が必要ですが予想以上の大成功だと思います。

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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