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September 11, 2011

MG850 に合うパワーアンプ選び

副題:サブのオーディオシステム用パワーアンプ選定

 
メインのオーディオシステムはリビングにセットしているため、家族がTVなどを見ている時は聴くことができません。このため、3畳ほどの秘密基地があり、なにもない場所にオーディオのサブセットがときどき出現するシステムになっています。

 
前回の記事で作製したパッシブアッテネーターは、ビンテージのパワーアンプをプリアンプなしで使えるので秘密基地で出現頻度の高い MG850 と組み合わせるパワーアンプの幅が広がります。

 
そこで、今回はパワーアンプ4台をつなぎ換えて 8cm マグネシウムフルレンジスピーカーと一番マッチするパワーアンプを選んで見ることにしました。

 

 

 
■ 試聴条件

 
1.音源: iPad USB 出力
 ・Jazz 系
   Jazz1 Take Five (BRUBECK QUARTET)
   Jazz2 ST.THOMAS (八城一夫トリオ)
 ・Jpop 系
   Jpop1 レイニーブルー(徳永英明)
   Jpop2 万華鏡(岩崎宏美)
   Pops  Silent Screamerz(BoA)
 ・クラシック 系
   クラシック1 Holst;The Planets 木星(Andre Previn)
   クラシック2 Haydon;皇帝(Alban Berg Quartet)
 (全7曲:それぞれ冒頭1分程度)

 
2.DAC: 上海問屋さんのヘッドホンアンプ(DAC120SE)

 
3.USBコード:
 ・ 製品付属品
 ・ オヤイデさんのキット改造銀線2m
  (今回最も良いと思ったアンプ選定後にそのアンプで比較テスト)

 
4.パワーアンプ: 4機種
 ・Topping TP10 Mark4
 ・Topping TP22
 ・YAMAHA B-5 + パッシブアッテネーター
 ・YAMAHA B-2X + パッシブアッテネーター

 
5.ピン(RCA)コード:
 ・Topping 2機種 ZAOLLA 0.9m
 ・YAMAHA 2機種 Audio Technica PCOCC 0.5m + ZAOLLA 0.9m

 
6.スピーカーコード:
 ・Tooping 2機種は MONITOR DAS HIFI-KABEL BINGO 2X4,00 QMM SILVER (前回記載のモンスターケーブルは間違い)
 ・YAMAHA 2機種は Dayton 14AWG OFC
 (YAMAHA 2機種はバナナプラグが使えないため Topping とコード非共通)

 
7.スピーカー:FOSTEX MG850 を 改造 FOSTEX バスレフ BOX に入れたモノ

 
8.スピーカースタンド:ヒノキの丸太(未乾燥)

 
9.リスニングルーム:秘密基地(3畳程度)

 


今回の試聴機材です

 

 

 
■ 評価方法

 
今回は、Topping TP10 Mark4 を聴き、MG850 の力をどのくらい引き出していそうかを10段階(★ = 2ポイント、☆ = 1ポイント)で絶対評価し、その後、TP10 やその前に聴いたアンプの音からの +/- での相対評価をしています。また、最後に再度 TP10 を聴き印象の狂いが無いことを確認しました。

 
聴いた曲の順は、以下の評価に記載の順です(曲目は上記の音源のリストをご参照ください)。

 

 

 
■ 試聴結果

 
・ Topping TP10 Mark4 10Wx2@8ohm
  Jazz1    ★ ★ ★ ★
  Jpop1    ★ ★ ★ ★
  Jpop2    ★ ★ ★ ★
  クラシック1 ★ ★
  クラシック2 ★ ★ ★ ★
  Jazz2    ★ ★ ★ ☆
  Pops    ★ ★

 
 コメント:クラシック1 はスケール感が全く出ずにパワー不足、Pops の打ち込み系の多彩な音が十分分解出ません

 

 
・ Topping TP22 25Wx2@8ohm
  Jazz1    ★ ★ ★ ★ ☆ 音が軽い ザラザラ感でもキレイ
  Jpop1    ★ ★ ★ 細かい音が聴こえる 付帯音のような違和感
  Jpop2    ★ ★ ★ ★ ☆ 良い
  クラシック1 ★ ★★ TP10Mk4 よりスケールが少し広がった
  クラシック2 ★ ★ ★ ★ ☆ 良い 高音ちょっとキツイ
  Jazz2    ★ ★ ★ ★ ☆ 良い
  Pops    ★ ★ 位相が狂っている感じキツイうるさい

 
 コメント:クラシック1 はスケール感がでてきました、Pops で位相狂いのようなかなり違和感があります

 

 
・ Yamaha B-2X 170Wx2@8ohm :(2007年にメンテナンス済み)
  Jazz1    ★ ★ ★ ★ ★ 音がきれい しっかりしている
  Jpop1    ★ ★ ★ ★ ★ きれい
  Jpop2    ★ ★ ★ ★ ★ きれい
  クラシック1 ★ ★ ★ ★ ☆ 違和感なし 余裕のある音
  クラシック2 ★ ★ ★ ★ ☆ 良い 高音ちょっとキツイ
  Jazz2    ★ ★ ★ ★ ☆ 音に深みがある
  Pops    ★ ★ ★ ☆ 良い 高音キツイ 表現力あり(分解の良い音)

 
 コメント:十分に良いです、低音のスピード感(低音の鳴り始めから十分に強い)もデジタルに勝るとも劣らない十分な力があります。

 

 
・ Yamaha B-5 240Wx2@8ohm :(2006年にメンテナンス済み)
  Jazz1    ★ ★ ★ ★ ★ 音がきれい しっかりしている
  Jpop1    ★ ★ ★ ★ ★ きれい B-2X より良い
  Jpop2    ★ ★ ★ ★ ★ きれい B-2X より良い
  クラシック1 ★ ★ ★ ★ ★ 分解能は B-2X より上
  クラシック2 ★ ★ ★ ★ ★ 良い 高音キツさ減る
  Jazz2    ★ ★ ★ ★ ★ 良い
  Pops    ★ ★ ★ ★ ☆ 良い 高音キツさ減る 打ち込み系の分解を堪能できる

 
 コメント: 低音のスピード感は B-2X やデジタルアンプに少し劣る感じがしますが、低音に力があるのであまり気になりません。

 
ご注意:今回は MG850 とマッチするパワーアンプを選定していますので、アンプの実力比較ではありません。スピーカーとアンプの相性は結構あります。今回の TP22 の BoA さんの曲で位相が狂ったように聴こえましたが、このアンプでも Diatone DS-A5 を鳴らすと位相が狂ったようには聴こえません。完全に相性だと思います。

 


写真 左側 B-2X、右側 B-5

 

 

 
■ 結果

 
今回の結果は、B-5 が最も MG850 とマッチしているという結果となりました。B-5 と B-2X を比較すると B-2X の方が良いという先入観があったのですが、B-2X より良いと感じました。

 
また、デジタルアンプの低音のスピード感はなかなかですが、今回の設定では TP シリーズでは分解能の高い再生はちょっと苦手のようでした。

 

 

 
■ USB ケーブル比較 DAC120SE 付属 vs 自作2m銀線

 
USB オーディオは、パソコンのデーター転送の一種ですが、画像や音楽/映像ファイルの転送のようなエラー補正はなく非同期転送です。このため、エラーが出てその量が多いと昔のアナログレコードのパチパチ音のようなノイズが出ます。

 
USB コードで音が変わることはまだあまり良く理解できませんが、メインのシステムで自作の銀線 USB コードをPCで使うと音がかなりこもってしまい失敗というレベルでした。

 
しかし、サブのシステムで iPad で使う場合はまた違うだろうと思い DAC120SE 付属のコードと比較テストをしてみました。

 


手間の銀色のコード:自作の銀線コードに銀色の被覆を被せたもの

 
結果:少々おどろきの結果でした。銀線は分解能がぐっと上がり音が綺麗になります。メインシステムでPC接続では完全に失敗という位置づけですが、サブシステムではこれしかないというほど良い音です。付属のコードに対し銀線の圧勝でした。今回はメインで使っている FOSTEX さんのコードの比較をしなかったのが失敗でした。

 

 

 
■ おまけ

 
バスドラムの音の充実を図ろうとメインのサブウーハーを JBL の 136A から TAD の 1601b に交換しました。1601b より 1601a の方が音が良いということですが、今回は 1601b です。

 
結果としては、バスドラムの音はあまり改善が見られませんでしたが、JBL のユニットと比較し重低音からの高調波が良く抑えられている感じで低音楽器の定位がかなり改善されました。f0 は 136A より高いのですが、136A なみの重低音があり、低音にスピード感があり、圧力も十分にあり、この交換は大成功でした。

 
TAD のユニットと JBL のユニットは互換性があると思っていましたが、実際は TAD のフランジが少し大きく、BOXの穴は問題ないですが、固定金具のボルト位置がユニットに近すぎて金具が上手く効きません。このため、手元に有ったアルミの円盤をバッフル板の間にかませ、金具の固定ヶ所も少し変えてとりあえず固定はできるようにしました。この見栄えはこの上へネットが付くので見えなくなります。

 


BOXに付いているのが TAD 下に置いてあるのが 136A です。

 
サブシステムは重低音が出ないので、今回余分となった 136A は小型薄型のBOXを作りサブセット用のサブウーハーに使う予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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