« December 2006 | Main | February 2007 »

January 28, 2007

Cree XR-E Surefire 9P 荒くれMOD

12月に Surefire 6P/9P 用モジュール(いわゆるCタイプベゼル適合)を荒くれMODしました。これをまだUPしていなかったので、今回はこれをご紹介したいと思います。
基本的な構造は、Surefire 6P LED MOD 構造を Cree XR-E に対応させたものです。


■ 今回使った部品は、以下の通りです。

・リフレクター:McR-27 For SF Classic (threaded) (McR27-SR)
・モジュール本体:Longbow McCapsule Kit (LB MC)
・LED:Cree XR-E P3 ランク
・電子回路:Down Boy 1000

・・・・いずれもサンドイッチショップで買ったものですが、McR27-SR と LB MC は2年前に買ったものです。

McR27-SR は、リフレクターのボトム側を 1.0mm 、LB MC は前面を 1.2mm 削る予定でしたが、リフレクターを固定している旋盤のチャックが緩く切削中にリフレクターが逃げてしまったので、0.6mm 程度しか削れていません(^^;・・・これが後に集光が出来切れなかった原因となってしまいました。また、McR27-SR は外周に Surefire ベゼル用のネジが切ってあるのですが、交換時などに面倒なのでボトム側の切削のついでに外周のネジもねじ込む必要が無くガタが出ない程度に切削しました。

 

 

写真左:上段 左より 6/9P ベゼル、6P LED MOD、P90、下段 左より LB MC 付属 PCB、LB MC 本体、McR27-SR 写真右:加工後の LB MC、McR27-SR と Cree XR-E

 

■ 工作

 
LED のXR-E の配線は今回裏面で接続しました。そうして Downboy を LB MC の中に入れました。本来なら LB MC と Downboy の間に出来る空間にアルミナグリスを充填するのだが、今回は空洞のままにした。これなら簡単に分解再組立が出来る。なお、LED の背面には荒くれMODでは初めて使う熱伝導両面シートを使って貼り付けました。

 

 

写真左:LED にリードを付けた状態。 写真右:LED を正面から見たところ。

 
LB MC の接点用基板に銅線をハンダ付けして組立はおしまいです。今回はリフレクターの接着はしませんでした。前回 6P 用のモジュールを作った時は接着したのですが、この接着にはあまり意味が無かったような気がします。

 

 

 
写真左:LED を貼り付けた状態です。前面の接点部分は絶縁のため写真では熱伝導シートを貼っていますが、実際には Arctic Alumina Adhesive (2 Part Epoxy) を薄く塗って絶縁をしています。 写真右:電池+端子とボディアースへのコンタクトのため 1.0mm の銅線で接点を作りました。

 
部品と Surefire 9P です。

 

 
写真左:部品をセットする前の状態です。 写真右:ベゼルに入れた状態です。

 

 

写真左:正面から見たところです。現在は、LED 前面の端子部分はエポキシで絶縁し、リフレクターの隙間に蓄光材料のルミノーバシートを切ったものを入れています(下の写真を参照)。 写真右:全体外観。


リフレクターの切削が足りないため、ルミノーバシートを絶縁剤としてリフクレクターとLEDの間に挟むとLED位置が下がりダークスポットが強くなるため、シートをドーナツ状に切ったものを入れました。しかしこのドーネツ形状に切った部分が思い切り荒くれています(^^;

 

 

写真左:ルミノーバシートの様子。 写真右:点灯状態です。

 

■ データ:

今回は、Surefire 9P なので CR123A 3V 電池を3本使うため、電圧が十分に高く安定した照度が出ています。

中央照度:  4,440 lx/50cm
 
イルミナムインデクス: 1,548,760

中央部分はリフレクターの切削が不足気味なので集光性能が落ちているため、照度はあまり上がっていません。しかし、広範囲に明るい部分が広がり Luxeon V Portable クラスの明るさです。しかし、Luxeon V Portable と異なり Vf が半分なので電力が半分で Luxeon V Portable クラスの明るさで、とても大きなパワーが出ている感覚です。

 

 

写真左:ビームショット 写真右:20段階明るさ分布図

 

 

グラフ左:3D明るさグラフ グラフ右:2D明るさグラフ(明るさの中心の水平方向明るさ分布)

 
 
■ 試してみて・・・

 
中央照度が低いことと中心のダークスポットは実用上ではまったく分からずかなり明るいライトに仕上がってします。

自転車に取り付けて ARC LSH-S MOD2 の代わりにつかいましたが、明るさは十分です。今回の Cree XR-E は P3 ランクですが、先日の実験の結果からも分かるように明るさランクを上のクラスに付け替えることでさら明るくなるという可能性の高い状態です。

また、6P と RCR123 Li-Ion 電池2本で駆動することも、扱い易く経済的なのでそのような使い方も出来ます。


 
 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Cree XR-E Surefire 9P 荒くれMOD

12月に Surefire 6P/9P 用モジュール(いわゆるCタイプベゼル適合)を荒くれMODしました。これをまだUPしていなかったので、今回はこれをご紹介したいと思います。
基本的な構造は、Surefire 6P LED MOD 構造を Cree XR-E に対応させたものです。


■ 今回使った部品は、以下の通りです。

・リフレクター:McR-27 For SF Classic (threaded) (McR27-SR)
・モジュール本体:Longbow McCapsule Kit (LB MC)
・LED:Cree XR-E P3 ランク
・電子回路:Down Boy 1000

・・・・いずれもサンドイッチショップで買ったものですが、McR27-SR と LB MC は2年前に買ったものです。

McR27-SR は、リフレクターのボトム側を 1.0mm 、LB MC は前面を 1.2mm 削る予定でしたが、リフレクターを固定している旋盤のチャックが緩く切削中にリフレクターが逃げてしまったので、0.6mm 程度しか削れていません(^^;・・・これが後に集光が出来切れなかった原因となってしまいました。また、McR27-SR は外周に Surefire ベゼル用のネジが切ってあるのですが、交換時などに面倒なのでボトム側の切削のついでに外周のネジもねじ込む必要が無くガタが出ない程度に切削しました。

 

 

写真左:上段 左より 6/9P ベゼル、6P LED MOD、P90、下段 左より LB MC 付属 PCB、LB MC 本体、McR27-SR 写真右:加工後の LB MC、McR27-SR と Cree XR-E

 

■ 工作

 
LED のXR-E の配線は今回裏面で接続しました。そうして Downboy を LB MC の中に入れました。本来なら LB MC と Downboy の間に出来る空間にアルミナグリスを充填するのだが、今回は空洞のままにした。これなら簡単に分解再組立が出来る。なお、LED の背面には荒くれMODでは初めて使う熱伝導両面シートを使って貼り付けました。

 

 

写真左:LED にリードを付けた状態。 写真右:LED を正面から見たところ。

 
LB MC の接点用基板に銅線をハンダ付けして組立はおしまいです。今回はリフレクターの接着はしませんでした。前回 6P 用のモジュールを作った時は接着したのですが、この接着にはあまり意味が無かったような気がします。

 

 

 
写真左:LED を貼り付けた状態です。前面の接点部分は絶縁のため写真では熱伝導シートを貼っていますが、実際には Arctic Alumina Adhesive (2 Part Epoxy) を薄く塗って絶縁をしています。 写真右:電池+端子とボディアースへのコンタクトのため 1.0mm の銅線で接点を作りました。

 
部品と Surefire 9P です。

 

 
写真左:部品をセットする前の状態です。 写真右:ベゼルに入れた状態です。

 

 

写真左:正面から見たところです。現在は、LED 前面の端子部分はエポキシで絶縁し、リフレクターの隙間に蓄光材料のルミノーバシートを切ったものを入れています(下の写真を参照)。 写真右:全体外観。


リフレクターの切削が足りないため、ルミノーバシートを絶縁剤としてリフクレクターとLEDの間に挟むとLED位置が下がりダークスポットが強くなるため、シートをドーナツ状に切ったものを入れました。しかしこのドーネツ形状に切った部分が思い切り荒くれています(^^;

 

 

写真左:ルミノーバシートの様子。 写真右:点灯状態です。

 

■ データ:

今回は、Surefire 9P なので CR123A 3V 電池を3本使うため、電圧が十分に高く安定した照度が出ています。

中央照度:  4,440 lx/50cm
 
イルミナムインデクス: 1,548,760

中央部分はリフレクターの切削が不足気味なので集光性能が落ちているため、照度はあまり上がっていません。しかし、広範囲に明るい部分が広がり Luxeon V Portable クラスの明るさです。しかし、Luxeon V Portable と異なり Vf が半分なので電力が半分で Luxeon V Portable クラスの明るさで、とても大きなパワーが出ている感覚です。

 

 

写真左:ビームショット 写真右:20段階明るさ分布図

 

 

グラフ左:3D明るさグラフ グラフ右:2D明るさグラフ(明るさの中心の水平方向明るさ分布)

 
 
■ 試してみて・・・

 
中央照度が低いことと中心のダークスポットは実用上ではまったく分からずかなり明るいライトに仕上がってします。

自転車に取り付けて ARC LSH-S MOD2 の代わりにつかいましたが、明るさは十分です。今回の Cree XR-E は P3 ランクですが、先日の実験の結果からも分かるように明るさランクを上のクラスに付け替えることでさら明るくなるという可能性の高い状態です。

また、6P と RCR123 Li-Ion 電池2本で駆動することも、扱い易く経済的なのでそのような使い方も出来ます。


 
 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 25, 2007

緊急検証!!パワーLEDの明るさ比較

bon さんの BBS で belyo さんの情報にも有るとおり Lumileds の新しい LED は 350mA で 115 lm/W だそうです。そんな情報も気にしつつ、知り合いの LED 研究所におじゃまして LED の明るさ測定をして頂きました。

 

写真:左より Cree XR-E P3ランク、Luxeon I SW0H(スター)、K2 UWAP、Cree XR-E P4ランク(スター)、SSC Z-Power P4 U ランク(ランクとは明るさランクのことです)

 
エミッタは銅のヒートスプレッダーを取り付けスターはそのままで測定しました。15cmの積分球を使うため大きなヒートシンクは入れられないので温度が上昇を始める前に素早くデータを取る方法で測定を行いました。

 
結果は以下の通りです。

 
■ 明るさ比較データ

  LED 種類-------: 電圧 x 電流 = W : ルーメン → ルーメン/W

 ・Cree XR-E P4ランク----: 3.24V x 0.35A = 1.134W : 92.2 → 81.3/W
 ・Cree XR-E P3ランク----: 3.11V x 0.35A = 1.109W : 75.0 → 67.8/W
 ・SSC Z-Power P4 U ランク- : 3.33V x 0.35A = 1.166W : 77.6* → 66.6/W
 ・Luxeon I SW0H------ : 3.16V x 0.35A = 1.106W : 47.6 → 44.9/W
 ・K2 UWAP--------- : 3.82V x 0.26A = 0.993W : 27.6 → 27.8/W

2007.1.26 edit:「明るさ値」 から 「ルーメン」に変換しました。

    * SSC P4 U ランクは、照度が K2 や Cree XR-E のエミッタと同じ銅のヒートスプレッダーを付けているのに数値がどんどん下がってしまいます。これはエミッタ内部の熱伝導の悪いと推測されます。

ご注意:テスト品は各1個です。当たり外れは相変わらず経験することなので、この結果が常にそれぞれの製品での性能差となっているかは不明です。「たまたまこのような値が出た」程度に捉えてください。

 
■ まとめ

とても興味深い結果となりました。予想どおり Cree XR-E P4 ランク品はとんでもなく明るく Luxeon I の明るさ S ランク品のほとんど倍という結果でした。XR-E の P3 ランクでも Luxeon I の5割り増でした。

一方、ソウルセミコンダクター(SSC)社の P4 U ランクは今回の結果では XR-E P3 ランクとほぼ同等の結果でした。しかし、上記の通り LED 内部の温度上昇が大きいようで、明るさ低下が1秒で1ポイント下がるという他の4~5倍(感覚的にです)早い状況でした。これから見る限りでは外部のヒートシンクも大きめの熱抵抗の小さいもので使わないと実使用条件で Cree 同等の光が得られない可能性があると思われました。

上記のご注意でも記載いたしましたが、「たまたまこのような値が出た」と捉えて頂きたいですが、いままで幾つか Cree P3/P4 の荒くれMODをしての経験では(SSC はまだ未使用です)Cree の実力は上記の表の違いが「あたらじとも遠からず」で使用実感にかなり近いと感じました。

今回測定を快くお引き受け下さいましたY先生、ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (2) | TrackBack (0)

January 21, 2007

エトライト

昨年、自動車評論家のA先生が中国のモーターショーへ行かれた時のお土産に十二支のイノシシのようなライトを頂きました。干支ライトですね、ちゃんと足も付いています。

今年はイノシシ年なのでこのライトはイノシシですよね・・・(^^;

  

写真左:干支ライト、写真右:裏から見たことろ。側面にスイッチが2つ付いています。

 
このライトは形が面白いだけでなく、電池の必要の無いエコライトです。本体横にスイッチが2つあり、鼻側のスイッチがライト点灯、もう一つはスイッチは本体横からレバーが出てきてそこを握ると発電します。

  

写真左:側面のレバーがたたまれている状態、写真右:シッポ側のスイッチをズラすと側面からレバーが出てきます。 

 
ブタの鼻のような2灯式です。同時点灯します。

 
■ビームショット、20段階表示、イルミナムインデクス

 



 
 
■データ:

・中央照度 ←明るい部分の中央です ( lx/50cm )
  30回レバー操作後の照度 76 lx/50cm

・イルミナムインデクス
  30回レバー操作後の照度 59,130

■インプレッション

どうみてもブタですね (^^;

レバーを出してジコジコと握るとにっぎっている間点灯しています。その後、鼻の方のスイッチを入れると普通のライトとして使えます。

外観はかなりカワイくすっかり気に入ってしまいました。明るさは期待できませんが、真っ暗で電池など電源が無いとき、握る力さえ有れば光を得ることが出来ます。

 
 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (7) | TrackBack (1)

January 14, 2007

「ねじ式」 出てきた!?

今日は Surefire X200A を装着した SIG SAUER P226 Rail のネタで行く予定だったのですが、物置の整理をしていたところ つげ義春さんの「ねじ式」が出てきたので、それをご紹介いたします。ねじ式と言っても ROF Factory の VOLT のことではありません(^^;


若い方には全く馴染みはないでしょうが、40年位前に白土三平さんの「カムイ伝」などを連載していた「ガロ」というマンガ雑誌がありました。

その「ガロ」の1968年に発売された増刊号がつげ義春さんの特集でした。

 

 
つげ義春さんの作品はかなりマニアックでなかなか理解できないのですが・・・(^^;
 
発売当時は随分安かったのですね。


メメクラゲという記述がありますね(写真左の右ページ)。

このメメクラゲは、権藤晋氏の“「ねじ式」夜話” に秘話が書かれています。

 


なにか、今日のブログはとてもマニアックになってしまいました(^^;

 
 
実は、この「ガロ」増刊号は、68年当時に買ったものではありません。10年ほど前にツァィトさんというPCソフト屋さんが発売した「ねじ式」というNECPC98シリーズ用のアドベンチャーゲームのおまけで付いていたものです。

多分、このゲームのために復刻したのか第2版なのか、といった感じでオリジナルと同じものを作ったのでしょうか・・・、復刻版が付いていると言っていたようないないような・・・、この辺のことは記憶が定かではありません(^^;

「ガロ」はたまに買って読んでいたので、10年前も懐かしくてこのゲームを買ってしまったくらいにこの雑誌にノスタルジーを感じます。また、つげ義春さんの作品を見ると部分的に水木しげるさんの絵に似ているのですが、先の権藤晋氏の“「ねじ式」夜話”でその理由が分りました。

「ガロ」はカムイ伝が印象に強かったのですが、カムイ伝などは単行本で買っていたので「ガロ」を買うのは本当にたまにでした。また、忍者武芸帳、カムイ伝、カムイ外伝は単行本を全巻(カムイ伝は終わらなかったように覚えています)持っていたのですが、家を修理する時に全て捨ててしまい、これは今かなり心残りになっています。

つげ義春さんの作品から白土三平さんの作品へと話がずれてしまいましたね(^^;

 
この「ガロ」に掲載された作品群は、マンガと言ってひとくくりにしてはいけない奥深さがあります。「ガロ」は大衆コミックではなかったことが短命に終わった理由なのでしょう。この種の作品はコミックスとは呼びたくない雰囲気があり文芸のなかのビジュアル表現というジャンル(こんなジャンルは無いですが・・・)と呼びたいと思ってしまいます。

 
 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (3) | TrackBack (0)

January 07, 2007

緊急検証 !! P1D CE ビームショット

■ はじめに

昨年末に発売された Fenix の Cree XR-E 搭載ライト P1D CE は、コンパクトなのにとても明るく、今までの小型LEDライトの明るさイメージを大きく変えるエポックメーキングなライトとして話題となりました。

しかし、壁面照射した時に明るさムラのようなものが見え、メーカーではこれを錯視と言っているようです。しかし、私の工作した Cree XR-E のライトでも一部にはこのような現象が見られます。

このため、本当に錯視であるのか、また錯視であるとするとなぜそう見えるのかに興味が湧き、今回 P1D CE のビームショットで検証してみることにしました。

 
 
 
今回解析した画像は、P1D CE リチウム(3V)電池での Max mode です。
画像の中央にはホットスポットを囲むような暗いムラと外周に明るいリング状の明るいムラが見えます。

写真1:P1D CE Lithium 3V Max mode


ご注意とお願い:今回の色温度解析には数値表示がありますが、絶対値として正しいかの校正が出来ていません。参考値としてご覧ください。また、明るさ解析はカラーのビームショットを元に明るさは白黒化してそのグレースケールで判定しています。このため白黒化のためのソフト処理で実際の照度計の値の分布とは異なる可能性があります。

 
参考画像:

 

左:写真2 Aleph A19 Wiz2 520 Cree XR-E、右:写真3 Surefire 9P DB1000 Cree XR-E

 
 
 

■ 明るさ解析 ・・・「20段階表示」と「横軸明るさ分布」

 

左:図1 P1D CE 明るさ20段階表示(20段階目は黒です)、右:図2 P1D CE 中央部より水平方向(横軸)での明るさ分布

 

 

左:写真4 明るさ20段階とビームショット、右:写真5 中央部より水平方向(横軸)での明るさ分布とビームショット

 
・20段階程度の分解能では明るさムラは検出できません。
・明るさ分布のグラフからは中央部の明るさムラはノイズ範囲程度で、明るさが明らかに暗いとは思えません。しかし、左側外周部分は明るさにムラがあることが分ります。

 
 
 
● 中央部の明るさムラ

明るさ分布で一見したところではデータが分り難いので、ビームショットの中央部のホットスポット周囲の暗く見える部分を拡大してみました。

 

左:写真6 写真5での拡大部分を青枠で表示、右:写真7 青枠部を白黒化して拡大

 
さらにペイントソフトで256色表示へ変換してみました。(グラフと明るさの不一致部分はデータを重ねた場所が厳密には一致していないためですご了承ください)

写真8 写真7を256色グレースケール表示


・256段階でも明るさムラは検出できません。
・明るさ境界部分の明るい側が目の錯覚で影で影が付いたように見えます。

 
 
この錯覚がある事を知った上で再度明るさ分布のグラフを見ると、中央より右側部分に明るさ変化が他より緩い部分が有ることが分ります(写真9参照)。

写真9 明るさ変化を青直線で表示

 
・中央部付近の暗く見える部分は、明るい部分と暗い部分に挟まれた比較的明るさが均一な面があり、この部分が目の錯覚により明るい側が暗く見えているのではないかと思われます。

 
 
 
● 外周部の明るさムラ

ビームショット左側が分り易いのでそこを拡大してみました。

写真10 拡大し256色表示

・外周部分は明るい部分が円周上にあります。この外周部の明るさムラは実際に明るさのムラがあることが分かります。

 
 
 
 
■ 色温度解析


久しぶりに色温度解析をしました。色温度はLEDのランクにより大きく変わり、明るさランクの違い同様に個体差が大きいので通常のレビューではこの解析はしないのですが、明るさムラの一つの原因の可能性もあると考え実施してみました。

写真11 色温度解析結果をビームショットに重ねたもの

 
・ホットスポットはデータがサチッて(飽和して)いるためデータはあてになりませんが、中央部付近の色ムラ部分は 200K 色温度が低いようですが、この様子は測定誤差範囲です。
・ビームショット外周部分は明らかに 200 ~ 400K 低いことが分ります。しかし、この部分は明るさも暗い部分と思われます。


以上のことから、当初予想した色温度の違いによる明るさムラはほとんどなさそうだ ということが分りました。


 
 

■ まとめ

中央部の明るさムラは、目の錯覚のようです。このため、メーカーの錯視という表現は中央部分に対しては正しいと思われます。

この錯視の原因は、とても明るい部分の隣りに比較的広い範囲で明るさ変化の少ない部分が広がりさらにその外側に暗い部分があることで明るい部分の隣りが暗く見える目の錯覚だと思われます。

また外周部は明るさのムラが実際に有ることが分りました(原因は不明)。

なお、ペイントソフトで画像の中央部分を適当な色で塗りつぶすと画面上でも明るさムラが変化することが確認出来ます。

 
今回の観察で人間の目は面白いものだと思いました。

 
 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (6) | TrackBack (2)

January 01, 2007

明けましておめでとうございます

旧年中は皆様に大変お世話になりました。今年も宜しくお願い申し上げます。


 


 
 
 
 
 

イルミナムのページ

| | Comments (19) | TrackBack (0)

« December 2006 | Main | February 2007 »