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January 15, 2005

ちょっとノスタルジック

さて、数年後の法令改正後に自動車用ヘッドライトにLEDが登場するという話がありますが、ひと世代前のヘドライト光源はハロゲン電球が主流でした。そして、若い皆さんはご経験が無いでしょうが、さらに数世代前の1969年、私がクルマの運転を始めた時はシールドビーム(確か35W)という大きな白熱電球がヘッドドライトの主流でした。

私は、30年以上前に当時おそらく最も早い時期にシールドビームの純正ヘッドランプをハロゲン電球(H1)のヘッドランプに交換(当時は灯具ごと交換)して喜んでいたクルママニアの一人でした。今ならさしずめハロゲン電球をHIDに交換したような気分と言うわけです。

当時は、イタリア製のキャレロとフランス製のシビエ、まれにドイツ製のヘラーのライトが輸入されていました。また輸入ヘッドランプ灯具の前面ガラスは石英ガラス製で、当時の小糸や東芝のシールドビームの黄ばんだガラスとはちがう真っ白なガラス(ガラス工芸で使われるのと同じようなクリスタルガラスですね)が美しかったものです。これはちょうどミニマグの前面レンズを樹脂からミネラルガラスに変えたような満足感でしょうか。

私は上向き(走行ビーム)があまりスポットでないことが気に入りキャレロを愛用していましたが、友人達には上向きがタイトに集光するシビエが大人気で、キャレロを付けている人は私一人でした。当時も今のLED懐中電灯好きの方々と同じで集光の良いスポットビーム好きの人が多かったと言うことですね。

なお、後にスーパーカーブームが来た時、ランボルギーニやマセラッティなどにキャレロが付いて何故かとても嬉しかった記憶があります(イタリア車なので当然ですね)。

また、当時はハロゲンランプと呼ばずに「ヨードランプ」とか「沃素(ヨウ素)球」と呼んでいました。JODと書きヨードと読み、決して年寄りが「ヨウソ」と発音できず「ヨード」と呼んだ訳ではありません。ドイツ語ですね。

当時は、このヨウ素球(ハロゲン球)の光は真っ白でシールドビームの黄ばんだ光に比べとても優越感があったことを思い出しました。ちょうど、Luxeon の色の V1ランクに対し、Y0ランクのような気分ですね。しかし、今ではハロゲンランプのヘッドライトの光が真っ白に見えたなどと言うと、きっと年寄りは目が悪いと言われそうですね(30年前は年寄りではありませんでした、念のため)。現在は、純正ハロゲンバルブが黄ばんでいるのでカー用品店などで「HIDのような白」というハロゲンバルブと交換する人もけっこう居ると聞いています。

当時真っ白に見えたと言うことは、今振り返り想像すると、生活環境がまだ蛍光灯に変わり切っていなかったためではないでしょうか。当時は白熱電球が多く使われ、家庭の居間には蛍光灯が有ったものの玄関や門灯は白熱電球でした。さらに多くのクルマが35Wのシールドビーム(白熱球)だった中にほんの200K程度(・・・この数字は想像です)色温度が高いヨウ素球(ハロゲン電球)は真っ白な光に見えたのにちがいありません。

人間の目はオートホワイトバランス機能が備わっているようです。均一に明るい光を見るとそれが日中の光に見えるように脳が調整するようです。懐中電灯の色比較の時は注意が必要ですね。

しかし、昔を思い出したところ、今は対象がクルマではないというだけで、やっていることに進歩が無いことに気付きまいました。切腹!!

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