May 25, 2013

野球をするお花たち

 写真も結構撮影しているのですが、マンネリから脱却することができません (^^;

 ならば、たまには息抜きです。

 ちょうど1年前は、「森を泳ぐ魚たち」をUPしましたが、今年は、「野球をするお花たち」です。あまりにバカバカしいと言って外野からモノを投げないでくださいね (^^;

 

 
 

ピッチャー、優雅なサイドスローで投げました。

 

 
 

あ!!、デッドボール

 

 
 

ドンマイ、ドンマイ、気楽に行こう

 

 

 
 

ノーアウトランナー一塁

 
リーリー、リーリー、フレーフレー

 

 

 
 

ランナーサードへ滑り込み、セーフ

 

 

 
 

緊張の場面、ピッチャー暴投、キャッチャー取れません。

 

 
 

バッター振り逃げ

 

 
 

サードランナー余裕でホームイン

 

 
 

ゲームセット

 

勝者には綿毛のトロフィーが授与されました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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May 06, 2013

NEX 用 Planar Lense 2/45

 前回(昨日)のブログでは「とてもコンパクトなのに 2/45 のシャープさと柔らかさの混在にびっくりしてしまい、・・・」と記載しましたが、2/45 の写真は無かったので、今日(2013.5.6)撮影した写真をUPします。

 
 写真は、RAW を LightRoom で現像し彩度の調整などをしています。なお、シャープは0(シャープを掛けない)としています。

 


 

 
■ Contax G 用 Planar 2/45 レンズのフィールド写真

 
 撮影は、NEX-7 ISO400 で Kenko さんの中間リング 10+16mm を入れています。

 


タンポポのUPです。 f2.8

 


上の写真の中央付近の等倍です(クリックして拡大された写真が等倍となります)

 

 

 
 等倍で見ると花粉の丸いツブも見えて解像感が十分にありながら、溶けて行くようなボケが画像を柔らかく見せています。撮影後の再生拡大画面を見ると「おー、よしよし」と写真としての出来に関係なくうれしくなってしまいます (^^;

 
 このレンズは APS-C で使うと短めの中望遠レンズ(35mm 換算で 67.5mm レンズに相当)なので、中間リングの付けはずしが面倒ですが、f2.0 という大口径中望遠マクロレンズの代わりになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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May 05, 2013

NEX 用 Planar Lenses

 ブログを長期間ご無沙汰していますが、連休なのにどこへも出かけなかったので、レンズの写真と、今日入手したレンズの試し撮りをしました。

 
 本ページの写真は、全て RAW を LightRoom で現像し彩度の調整などをしています。なお、シャープは0(シャープを掛けない)としています。後述しますが、Contax G 用の Planar 2/35 画像は全て色収差補正をしています。

 
 普段は、NEX-7 で花・植物の写真を撮っているので、使うレンズは Carl Zeiss の Planar(プラナー)レンズが気に入っています。そして、先日入手した Contax G シリーズ用の Planar 45mm f2 があまりに素晴らしかったので、勢いで Contax G シリーズ用の Planar 35mm f2 レンズも購入してしまいました。


 
 Planar 35mm f2 は、本日到着です。


 
 しかし、2/35 は、ネットでの評判ではピントが甘いなど良くない意見も少なくないため、簡単な撮影でのレンズチェックを兼ねることにしました。

 

 

 
■ NEX-7 で使用できる手持ちの Planar 群

 
 Planar レンズは、30年ほど前から持っていたものから、今日届いたものまで、総勢11本ありました。(全てマウントアダプターで NEX に取付ます)

 
 先ずは、11本全部の写真です。Nikon D800E にレンズは30年ほど前に当時中古で購入したマイクロニッコール 55mm f3.5 レンズでの撮影です。



NEX-7 で使える Planar 群 3.5/55 f11 ISO100


 
 並べて見ると、レンズのコーディングの色がいろいろあり、面白いです。

 

 

 
 次に、本日入手した Planar 2/35 での撮影です(35mm 換算で 52.5mm 相当となります)。

 
 流石に、APS-C の NEX-7 で f11 での撮影は小絞りボケぎみなので f8 で撮影し LightRoom で 1/2 減感しました。

 


Contax G 用 2/35 f8 半段減感 ISO100

 

 

 
 D800E + 3.5/55 での画像と NEX-7 + 2/35 の画像を比較すると、NEX-7 + 2/35 の画像のレンズの白文字が少しハレーションを起こし幾分甘いことが分かります。また、露出オーバーから減感しているのでハイライト側が少し大きいようです。

 

 
 しかし、この差はボディー側の差(ローパスキャンセル vs ローパス入り、またそもそも画像サイズが D800E の 7360x4912 と NEX-7 の 6000x4000 などといろいろと違います)も影響していると思われます。以下に中央に置いた C/Y Planar 1.4/85 のシリアル番号付近を等倍で左右にならべてみます。

 
 この撮影で、Planar 2/35 は色収差が僅かに出ることが分かりました。LigthRoom の色収差修正で簡単に消えたので、このページでの 2/35 の画像は全て色収差処理をしています。(本当にごくわずかなマゼンタのため補正前の画像提示は省略いたします)


 


左 D800E+3.5/55、右 NEX-7+2/35 いづれも等倍

 

 

 
■ Contax G 用 Planar 2/35 レンズのフィールド写真

 
 本日(2013.5.5)の夕方5時ごろなので少し条件が悪いのですが、フィールドテストを行いました。以下、全て NEX-7 ISO400 です。

 
 私の撮影はほとんどが花・植物のクローズアップなので、必要に応じて Kenko さんの NEX 用中間リング 10mm と 16mm を入れての撮影です。

 

 
1.近接テスト1

 


f2.8

 
 ボケがとてもきれいで、解像感も十分です。色のりも彩度を少し上げていますが、十分です。

 

 
2.中間リングなしの最短距離付近

 

 
f2.8 左:全体 f2.8、右:中央部等倍

 
 この位の距離では前ボケにかなりきつい2線ボケがでました。しかし、後ボケはきれいです。解像感は十分です。f2.8 ではまだコントラストが幾分低く解像度が高いレンズのようです。

 

 
3.近接テスト2

 


f2.8

 
 タンポポの綿毛です。Planar レンズはこのような柔らかい描写をしてくれるので大好きです。

 
 余談ですが、通常撮影で非常にシャープで名レンズの SONY 50mm f1.8 はこのような中間リングを入れた近接撮影では綿毛がワイヤーブラシのような硬質感が出てしまうことが多いように思います(絞るとてきめんです)。このため硬質感なく表現出来そうな Contax G 用 Planar 2/45 を手に入れてみようと思い、とてもコンパクトなのに 2/45 のシャープさと柔らかさの混在にびっくりしてしまい、勢いで 2/35 まで買ってしまったという訳です。(私の買った 2/45 が当り玉だったのかもしれませんが・・・)

 

 
4.近接テスト3

 


f2.8

 
 かなり綿毛の抜けてしまったタンポポです。この写真の解像感は今一つですが、このソフトな表現はやはり Planar そのものです。

 

 
5.中遠景テスト

 

 
f4 左:全体、右:中央部等倍

 
 撮影場所を見上げると高圧電線の鉄塔が立っていました。チョロスナです。あまり明るくないのでマイナス補正でシャッタースピードを稼ぎ、現像で増感(+0.7 位)しています。

 少し絞っているためと夕方で日が弱いためかディテールが予想以上に良く出ています。現像でノイズ低減処理をいていないので少しザラザラしていますが(ISO400 でもアンダーで撮影するとこうなります)これだけ見えれば私には十分です。

 

 

 

 
■ まとめ

 
 今回私の入手した Contax G 用の Planar 2/35 レンズは、花・植物の写真を多く撮る私には十分高性能なレンズだと分かりました。

 使用感も 2/45 とあまり変わりません(焦点距離が短いだけワーキングディスタンスが短いのと当然画角が広いので背景の整理も大変になってきます)。また、NEX-7 の撮影後の再生拡大画像でシャープさに驚く率は、G 用 2/45 や E マウント純正の Sonnar E 24mm F1.8 に少し劣る気がしますが、近接撮影で十分使える良いレンズした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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January 02, 2013

新年を迎えて

 旧年中は更新も少なく失礼いたしました。今年もマイペースで写真などをポツポツとUP出来ればと思っております。

 こんな調子ですが、今年も宜しくお願いいたします m(_ _)m
 

 


2013.1.2 公園にて

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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September 30, 2012

新・秘密基地にミニ・ドライブインシアター(?)完成

 非常に長い期間での遠大な計画でしたので、実現する可能性はかなり低かったのですが、なんとか新・秘密基地にミニシアターを作り、計画はほぼ実現しました。

 
 また、リスニングチェアーは、クルマのシートを模したものなので、さながらドライブインシアターのようです。

 

 

 

 
■ シアターの構成

 
 映像機器は、プロジェクターでエイサーさんの H9500BD です。DLP 方式なので、カラーバースト(通称レインボー)が出まくります。まばたきしても画像の輪郭部分に見えたり、白い靴を履いて歩いている人の映像でも靴にしっかりとレインボーが出ます。しかし、10分も映像を見ていると目が慣れるのか、ほとんど分からなくなります。

 
 スペースの関係で74インチのスクリーンに投影しています。当初、55インチの液晶TVと迷ったのですが、プロジェクターは約1000時間で4万円以上するランプを交換しなければいけないという大きなハンデがあり自分のポリシーの初期投資はしてもランニングコストは掛けないということに反しますが、大きい画面の魅力に勝てずプロジェクターを選びました。

 
 また、設置は天井からの吊り下をしたかったのですが、スクリーンとの距離が取れないため、台形補正やシフト(僅かですがシフトで設置位置対応が出来ます)では補正しきれないと判断し、あまり使用頻度が多くない Gitzo の中型三脚に 38cm ウーハー用の箱を作った時の丸い端材をステージとした移動式設置台としました(使用後片付けることが出来ます)。

 


三脚に載せたプロジェクター

 

 
 
 オーディオ機器は、SONY さんの STR-DH530 です。7.1ch 対応で2万円代前半というとんでもないコストパフォーマンスです。

 
 ブルーレイの再生装置はPS3です。これはネットの DLNA に対応しているので、新・秘密基地のピュアオーディオでの音源に使っているノートPCの Foober2000 に DNLA サーバー機能を追加しているためプレイリストの音源が全て再生出来ます。PS3 のハイレゾ音源への対応は、ファイル形式がかなり制限されるため、現在持っているハイレゾ音源を直接 PS3 に外付け HDD でつなげても再生出来ませんが、DLNA で再生すると Foober2000 側で形式変換して送ってくれるので再生が出来るようになります。しかし、新・秘密基地は無線LANの接続状況が最悪なので、日によって通信状態が悪いと再生音が途切れ途切れになってしまいます (^^;

 

 

 
 スピーカーは沢山あるので、メインは B&W PM1、リヤがダイヤトーン DS-A5 改、サラウンドバックが Spendor S3/5(上の写真の左端にかすかに写っています)、センターSPに自作の Vifa 10cm を使った 2Way です。しかし、サブウーハーは手持ちの超小型自作箱入り 38cm は設置場所が確保できず、また 30Hz あたりは出ないでの止む無く Fostex さんの CW200A(GB) を新規購入しました。

 

 
 以上で、映画はBDが対応していれば 7.1ch で再生出来るようになりました。

 

 

■ ピュアオーディオ

 
 新・秘密基地のピュアの方は、TANNOY IIILZ にほぼ決まりです。シアターの方でサプウーハーが設置出来なかったため、ヤケクソで 38cm サブウーハーを2台重ねてしまいました。しかし、これは大正解で昔から感じていましたが、サブウーハーは 70 ~ 809Hz 以上をカットしていますがそこからはどうしても中低域が漏れるので中央にサブウーハーを設置すると定位が非常に良くなります。今回2台を縦に重ねたため、センターの音源位置が高くなり音像感がさらに良くなりました。

 
 下の写真では2台のウーハーを少しずつ反対方向へ傾けていますが、これはあまり良くなく2台ともを真っ直ぐにリスナー方向に向けるのが良いことが分かりました。

 


センターのウーハーは現在はピッタリと重ねて同じ方向に向けています。

 
 シアターから振り向けばピュアオーディオとなります。

 
 超高音用の PT-R7A 互換品は、表面の保護と僅かに音が強かったのを弱めるため、ティッシュで前面を覆いました。なお、写真のサブウーハーは、下がガウスで上が JBL 136A です。TANNOY IIILZ は JBL うやガウスと音の相性はほぼ最高クラスだと思います。

 

 

 

■ シアターでの再生

 
 音楽は 5.1ch ハイレゾ配信の音源(PS3は 5.1ch 対応の mp4 が再生できるようです)や、BS録画の映像が見られます。

 


ロンドンフィルの 5.1ch です

 


BSから録画してBDに焼いた上原ひろみさんの 2011年 東京ジャスフェスティバルです

 

 
 上の写真の左下にかすかにハンドルが写っているのが見えますでしょうか。ハンドルの後ろはクルマのシートも模したプレイシートです。本当はレカロのシートが欲しかったのですが、ステアリングホイールとペダル(ハンコン・・ほんとならステコンと呼ぶのでしょうが・・・)を付けるのが大変なのと結構お高いので、簡易的なシートです。

 

 再生装置がPS3なので、GT5やフライトシミュレーターを買いました(PS3用のフライトスティックもです)。

 
 ゲーマーの方から、「今頃GT5ですか・・・」、と声が聴こえそうですが、いつも出遅れるのでこれで良いのです (^^;

 
 今、新・秘密基地はおそらく一昔前のゲーセン(いったことがありませんが・・・)と同じだと思います。GT5でもほとんど実車と同じ様な視界で、ステアリングやアクセルペダルの感覚もフォースフィードバックでかなりリアルです。ただし、Gが視覚からしかないので、発進減速でのGや高速バンクを走ると路面が傾く(実際にバンクを走るとGが路面方向に掛かるので、路面は水平に見え実際は平らなバンク内側の平地が傾いて見える)などまだちょっとの部分がありますが、車体側面から壁へ激突すると横Gがシートから伝わって来る(フォース発生部分のハンドルとシートは太い鉄パイプでつながっているため)ので、これはかなりリアル体感できます(あまり体感したくないですが・・・)。

 

 

 

■ おまけ

 
 PS3の Cell コアのグラフィック処理が良いことはPS3発売当時から認識していましたので、GT5の画像は現在も十分に高画質です。また、ゲーム内で写真撮影も出来るので、リアルのレースの写真は撮りに行きたくても諸般の理由でムリですが(数十年前に2回だけ撮影に行きましたが・・・)、ゲーム内ではバーチャルでかなり本格的な写真撮影が可能です(14mm ~ 500mm までのレンズが使え f1.0 から f45 まで設定できるなど)。これは写真を撮るだけでもハマってしまいます。なお、将来レンズの2線ボケ傾向がプラナーのようなボケになるともっと良いのですが・・・ (^^;

 

 
 自分で運転して、記録したビデオを再生してスチル撮影が出来ます。

 


コースから外れ土ボコリが・・・ (^^;

 

 


撮影した元素材をフォトショップで少し加工

 

 

 

 
 今回、GT5での写真撮影が予想以上に面白いことが分かりました。ただし、画面サイズをx2モードの 4K2K サイズで描き出す(サイズは選んだ縦横レシオで変わります)のに5分以上待つので、気に入ったシーンを探し、撮影ポイント(コース上で歩いて行けない場所は撮影ポイントに出来ない)を探し、ピント合わせ(一応AFです)、露出補正、ボケのための絞り、ブレを出すシャッタ-速度設定(低速シャターで流し撮りのようになります)など決めて撮影するとリアルと同じ時間がかかり、撮影だけでもとんでもなく時間がかかります。しかし、写真が好きな自分としては、本当に面白いです。なお、4k2k モードは通常のサイズ 2k1k よりレンダリング自体が細密になりますが、一部の車体細部にモデリングだと分かる部分が出てくることがありました(例えばフロントのエアロフィン部分など)。

 
 なんだか、映画のマトリックスの世界に近づいているようです・・・(^^;


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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August 26, 2012

増殖する Speaker 3(特性の測定とオーディオラックの製作)

■ スピーカー特性の測定

 
 今まで、iPhone と iPhone 用外付けマイクを使った簡易測定でしたが、新・秘密基地にマイクとマイク用アンプやケーブルなどを運び込んだのでスピーカーの周波数特性(f特)が測定できるようになりました。

 
 という訳で、早速先日作ったタンノイ IIILZ +スーパーツイーターをリスニングポジションで測定することにしました。なお、処理するPCソフトとマイクの関係で高音側は 20kHz 程度までしか測定出来ないことと、部屋の低周波ノイズのため 50Hz 以下は精度が落ちています。また、12kHz 付近に大きいノイズとその他にも小さなノイズ(エアコンから?)がありますが、測定には影響はないと考えています。また、200 から 300Hz におそらく部屋固有と思われる鋭い凹みがあります。

 
 タンノイ IIILZ +スーパーツイーターの結果は、下の図のように 2kHz 付近が大きく凹んだあまりパッとしない特性でした。


TANNOY IIILZ + PT-R7A 互換品

 

 
 これは、低音用の回路(ローパスフィルター)が効きすぎている状況だと考えました。ツイーター側はあまり大きな口径ではないので、今回のクロスオーバー 1.2kHz より下げて使いたくないため、この凹みはウーハー側で対策することにしました。

 
 方法としては、前回せっかく回路を再修正しましたが、それらを無いこととするため回路をバイパスするコードを追加しローパスフィルターをパスして 25cm ウーハーの高音を切らないことにしました。

 


ウーハーのローパス回路を省いたもの

 

 
 特性はかなり改善され、音も良くなったように感じます。 500Hz から 1kHz あたりの中音域が盛り上がったようになったので分解の良い音に聴こえるようです。

 
 なお、特性を見ると回路を加工して再設置した際、前回測定したスピーカーの左右が逆になったようです。古いユニットなので聴いた感じでは全く分かりませんが、少し特性に差が有るようです。

 
 TANNOY IIILZ は特性が少々暴れていますが、音の反応が非常に良く JBL のような音がします。JBL の 4inch ダイヤフラムのホーンなどと比べると実体感などは明らかに劣りますが、2(1.75)inch ダイヤフラムのホーンとなら結構いい勝負をしそうです。

 

 
 せっかく特性が取れるようになったので、DS-A5(改)と B&W PM1 の特性も IIILZ と置き替えて測定してみました。

 
 DS-A5 は、ウーハーを焼いてしまい無理やり代替えウーハーに交換して DS-A5(改)とし、さらにツイーターの弱音装置兼ディフューザー(使わなくなったデーターCDを利用しています)を取り付けていますが、当初はCDの端がウーハーのフレームに乗っかってしまっていたので、その部分をニッパでカットし、見栄えを少し改善しています。

 
 なお、DS-A5 は、写真ではオーディオラックの上に乗っていますが、実際のそれぞれの特性測定は、周囲には他のスピーカーを置かず、全て同じスピーカースタンドに乗せて同じ向きにして測定しています。

 


IIILZ と DS-A5(改)

 
 DS-A5(改)のf特はかなり綺麗です。

 


DS-A5(改)

 

 
 B&W の PM1 は DS-A5 をダメにしてしまったので、自作スピーカーばかり聴いていてとんでもない音なっているのに気付かずにそれに慣れてしまうといけないので、耳をリセットするためのリファレンス用です。ウーハーは小径の 13cm(DS-A5 とほぼ同じ)で回路はシンプルな -6dB/oct です。小口径ながら 100Hz 以下の低音が十分で量感が良く出ます。なお、50Hz 以下の重低音は DS-A5(改)よりも出ない感じです(今回測定したf特では差がないように見えますが測定精度の低い部分のためと思われます)。

 
 なお、PM1 の写真は、以前に撮影したもので、特性測定時は、IIILZ、DS-A5(改)と同じ条件(オーディオラックが有る状態)で同じ向きで行っています。

 


B&W PM1

 
 f特は -6db/oct だということを表しているかのようにウーハーとツイーターのつなぎ目がハッキリ分かります(公称クロスオーバー値は 4kHz です)。

 

 
 PM1 の音はとても美しく、特にクラシックの編成の大きいオーケストラがとても良く聴こえます。その他の音源も全てがとても美しい音で再生されます。

 
 今回測定したf特を比較すると、f特のフラットさと音の聴こえの良さにはあまり関係がないということが良く分かります。


 

 

 
■ オーディオラックの製作

 
 新・秘密基地は狭いにも関わらず、プリアンプ・パワーアンプ・音源用のノートPCを床に直置きして場所を取っていたので、上に重ねることにしました。

 
 パワーアンプとプリアンプはあまり近づけない方が良いようで、確か大昔に読んだ YAMAHA の説明書にパワーアンプはプリアンプから 20cm 以上離すようにと書いてあったような気がします(うろ覚えです)。

 
 ということですが、上に 20cm 空けるのはスペースがあまりにもったいないので、そこそこ広くという程度で作りました。ラックなどで音が変わると言われますが、それは単純にラックの板が鳴ったり空間での共鳴のためだと想像しているので、21mm のシナ合板を使い、共鳴空間が出来にくいように背の高い側板には大きな穴を明けています(上の IIILZ と DS-A5(改)の写真をご参照ください)。

 


まるでスピーカーBOX用の素材のようです

 
 


設置したところです。

 
 ラックは下向きコの字型にクギと接着剤で固定していますが、1段ごとに独立しています。このため、2段目は下向きコの字をただ乗せて重ねているだけです。

 
 これは、予定通りの作業でした。側板の固定のクギ打ちでクギが曲がって入ると側板を押し出してしまい固定位置が狂うので、少し慎重に作業したのですが、結局少し曲がっています。まぁ、いつもの荒くれ作業なのでこんな調子です (^^;

 

 

 

 
■ まとめ

 
 今回のf特測定では、なんと DS-A5(改)がもっとも綺麗なグラフになりました。しかし、グラフの綺麗さと音の良さは比例しないので、それぞれのスピーカーがそれぞれの特長を持ってそれぞれの音で鳴っているということが良く分かりました。

 
 オーディオラックは無難に完成し予定どおりでした。

 

 

 

■ おまけ

 
 今回比較した3つのスピーカーは、ジャズなら圧倒的に TANNOY IIILZ、クラシックの大編成のオーケストラなら圧倒的に PM1、他では聴こえない重低音が何となく聴こえ、POPS が気楽に聴けるのが DS-A5(改)、という感じですが、f特では当然これらの違いは全く分かりません。しかし、IIILZ のf特の大きな凹みが分かり改善出来たのでf特測定はその意味では有効な測定であったことを再認識しました。

 
 IIILZ は弦楽器が良いと言われますが、今回作ったBOXとの関係なのか少し一般的に言われている鳴り方とは違うようです。しかし、モニターゴールドという名前の通りモニタースピーカーとして音の分解や定位など素晴らしくオーケストラでトランペットが2人(もしかしたら3人)が横に並んで吹いているのが分かるようでこれはこれで凄いことです。音源によってはオーケストラの弦楽器の合奏で何かザラザラするような音の重なりも聴こえ、コンサートホールの前列で聴いているような感じにもなります。

 
 IIILZ はBOXやネットワークも模索しながらの作製ということもありネットワーク回路は紆余曲折しましたが、とりあえず回路はこれでまたしばらく様子を見ようと思います。

 
 ただし、IIILZ は女性のボーカルが音源によっては音量を上げた時に中音が少し響くことがあり(f特を見ながら音楽再生してみると 700 から 800Hz 付近が少し強い)、どこかで何かが共振しているみたいです。箱鳴りが一番怪しいとにらんでいますが、この対策も今後考えて行きたいと思います。

 
 しかし、音楽を楽しく聴かせてくれるという意味では IIILZ は完全にクセになる音で、このところ IIILZ ばかりで聴いています。 BOXが大きく、他のスピーカーに入れ換えた時、置き場に困るということもあるのですが・・・ (^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
次回は、未定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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